2024年5月27日

対人恐怖症克服記57　重度の対人恐怖症であると自覚する

 

引きこもりをはじめて半年以上が経ちました。私は心の問題を解決する決心を固め、心理学の勉強をはじめることにしました。

 

当時の私は自分がうつ病なのではないか？と思っていました。というのも当時の私は、「心の病＝うつ病」ぐらいの知識しかなかったからです。しかし、勉強を進めるにつれて、人生のターニングポイントとなる病名と出会うことになります。

 

それは、

「対人恐怖症」「社会不安障害」

でした。

対人恐怖症は以下のような病気と書かれていました。

人前で注目が集まる状況で、強い不安や恐怖、緊張を感じ、失敗して恥をかくのではないかと感じる。人がいる場所や会話をする場面を回避する。

病気の解説は自分の症状と100％一致していました。私は会ったこともない人が自分の深層心理を言い当てているような感覚になりました。

 

 

重度の対人恐怖判定

 

 

対人恐怖症を解説している本の中には、ＬＳＡＳ-Ｊという症状の重さをチェックするシートがありました。採点基準は以下のようになっていました。

30 点前後　　健康
50 点～70 点 　中程度の社会不安
80 点～90 点　重度の社会不安

試してみると、私の点数は、100点を超えていました。

 

「そうか！自分は対人恐怖という病気だったのか。それも重度の！」

不思議とショックはありませんでした。長年抱えていた謎が解けたような気持ちになりました。病名がわかったことで肩の荷が降りたのです。

 

私は、対人恐怖（社会不安障害）という病名を知ると、ネットで検索したり、足を延ばして大型書店で、関連書籍を買うようになりました。

 

勉強を進めていくと、対人恐怖を治すために研究している、精神科医や、心理療法家がたくさんいることがわかってきました。そして、同じ症状に悩む人が世の中にはたくさんいることもわかりました。自分だけが苦しんでいるのではないことがわかり救われました。

 

 

本格的な治療

 

 

対人恐怖症には、様々な治療法があることがわかりました。どのやり方が効果があるのかわからなかったので、片っ端から試してみることにしました。

 

まずはどの本にも共通している、認知行動療法という心理療法から取り組んでみることにしました。

 

この認知行動療法は、私の心を大きく変化させ、引きこもり脱却の大きな力になるのです。

 

 

 

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・川島達史　1981年生まれ
・公認心理師　精神保健福祉士 心理学大学院修了
・社交不安症専門カウンセラー
・ご相談はこちらからお待ちしています
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