教室合併を決意した経緯
説明責任について
皆さんこんにちは。講師の川島です。
5月下旬に、教室の合併についてお知らせをさせて頂きました。改めて、新宿第2教室、お茶の水第2教室の生徒さんにお詫び申し上げます。
苦渋の決断とは言え、愛着を持っていた生徒さんのお気持ちを考えると反省しきりです。。。
私にできることは、きちんと説明をしていくことだと考えています。そこで以前の投稿に追加して、合併にいたる経緯を説明したいと考えています。
ダイコミュを継続させること
まず大前提として私は経営者として、生徒さんがコミュニケーションを学ぶ場所を確保できるように、かじ取りをしていく責任があります。
何よりダイコミュ自体がなくなってしまうのは、本末転倒ですし、生徒さん、講師もそれを望んではいないと思います。
今回の決断はダイコミュを健康な状態を維持するための決断でありました。
始まりは1月前半から
実は合併を考え始めていたのは、コロナの前の1月にさかのぼります。1月にダイコミュの生命線である、知恵袋コラムのグーグルの評価が下がり、アクセス数が去年の50%ぐらいになってしまいました。
グーグルの改定は15年、毎回頭が痛い問題なのですが、今回はダメージが大きかったです。詳しい説明は割愛しますが、このままいくと、教室が維持できないのは、今までの経験で明らかでした。
*グーグルアクセス数についてはこちらの動画の5分過ぎから公開しています。
2月上旬
そこで私は、2月以降からかなり力を入れて、知恵袋コラムの修正をはじめました。ただ、グーグルのアクセス数は長期戦です。成果が出るのに時間がかかるので、先行き不透明な状況が続くことを覚悟しなくてはなりません。
2月は全体のご新規の方の生徒数はじわじわと減少していきました。
それでも今までの貯えもありますし、グーグルが戻るまでは、貯金をつぶしても、継続できればいいと私は楽観的でした。
2月下旬-コロナショック
そして2月下旬から本格的にコロナショックが起こります。各教室で、お休み連絡がやまず、毎日数十件の休みますメールが来るようになります。
これは精神的に堪えましたね。。。
特に新宿第2教室の落ち込みは激しく、ピーク時は20名いらっしゃったのですが、6名前後まで落ち込んでしました。これでは場所代、交通費、事務、雑費を考えると完全に赤字です。
3月
それでも私は楽観的です。まあ、なんやかんや収束して再開できるだろうと、たかをくくっていたのですが、考えていたよりも自体はずっと深刻でした。3月に教室は、ほぼ完全閉鎖となり売上は激減しました。
そして、ダイコミュではたくさんの方が働いてくれています。雇用を守るため、私は売上減少後も、お仕事を発注し続けました。
さすがにどれぐらいの金額をお支払いしているかは差し控えさせていただきますが、自動車一台分ぐらいは毎月、無くなっていくことになります。
なかなかこの辺の恐怖感は伝わらないと思うのですが、無職で全く収入がない状態で、自動車を毎月買うようなイメージです。。。
もちろんその投資は将来に役立つものですが、短期的に見ると、大変です。
ですが会社経営とはそういうものです。耐えるしかありません。
4月
いよいよ講座は完全閉鎖となり、精神的に追い込まれていきます。そしてコロナはどう考えてもすぐには収束しないですし、収束したとしても、現在の社会的な心理状況では、以前のような生徒数は見込めないことは明らかです。
生徒さんからの退会希望も始まりました。特にまだ経験の浅い生徒さんはがっかりして退会していきました。返金作業に追われる日々が始まります。
これは冷酷な事実として経営者に突き付けられた課題となりました。
一方でダイコミュに長期的に通っている生徒さんは比較的、退会が少なく、本当に感謝していました。
5月
いよいよ私は自分の個人資産から会社に貸し付けを開始しました。でも貸し付けにも限界はあります。このままなあなあで赤字のまま会社を運営すると、結果的に会社が倒産してしまいます。
これだけは絶対に避けなくてはなりません。
5月上旬は規模の縮小を考えはじめることになります。生徒さんの残念そうな顔が思い浮かびますが、現在のアクセス数や、今後のコロナによる講座控えを考えると、30%程度の規模縮小がダイコミュの身の丈にあった規模感であると計算しました。
どこの教室にするかむちゃくちゃ迷う
・最初の決断
新宿第2教室は生徒さんが最も少なかったので、本当に申し訳ないのですが早めに確定させて頂きました。横浜教室、埼玉教室はそれぞれ遠方の方も通えるので存続させることにしました。
・新宿教室を合併する
残りは、千葉教室、お茶の水第1教室、お茶の水第2教室、新宿教室の4教室でした。
新宿第1教室は伝統的に生徒数が多く、アクセスが良いので、コロナ収束後はある程度生徒さんが残ってくれそうです。
・残された3クラス
最終的には千葉教室、お茶の水第1教室、お茶の水第2教室の3クラスのどれかを選ぶことになります。
実は当初は千葉クラスを閉鎖しようかと考えた時期もありました。というのも千葉の方は都内に出てくる方が多く、人数は比較的少ないからです。
しかし、千葉を閉鎖すると、特に房総半島のあたりから来てくださっている生徒さんが受講できなくなってしまいます。
一方でお茶の水の生徒さんは、距離的にはどこかの教室に通うことができます。本当に申し訳ないのですが、お茶の水の生徒さんには涙を呑んでもらって、合併させて頂くことにしました。
文字にしてしまうと、軽いような印象を与えてしまうかもしれませんが、すごくすごく考えて出した結論です。
新宿教室と野間先生
カリキュラムですが、お茶の水第1教室をベースにしたのはいくつか理由があります。お茶の水第2教室の方は心理学が始まるところだったので、心理からはじめる選択肢もありました。
この点、野間先生が新宿教室の担当になることを考えると、お茶の第2教室はそのまま傾聴ベースにして、新宿教室で1から野間先生の心理学講座を受講できるほうが良いと判断した次第です。
新宿教室は今まで私が15年担当してきました。野間先生なら安心してお任せできます。これまで私を慕ってくれた生徒さんもきっと満足してもらえると考えています。
改めてお詫び申し上げます
このように様々な原因が重なり今回の決断となりました。本当に正解なのか?いまでも疑問なのですが、全体的に損する人がなくべくないように配慮をしたつもりではあります。
もちろん今後ダイコミュが発展し、平常時に戻る場合は、教室を増やすことも考えています。そしてそのような状況になるように全力で頑張ります!!
また、生徒さんが今回の事態があっても、ダイコミュが学びの場として必要だ!と感じて頂けるように頑張りたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
また引き続きよろしくお願いします。
2020年 5月26日
川島達史
コラム監修
名前
川島達史
経歴
- 公認心理師
- 精神保健福祉士
- 目白大学大学院心理学研究科 修了
取材執筆活動など
- NHKあさイチ出演
- NHK天才テレビ君出演
- マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
- サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
YouTube→
Twitter→
名前
長田洋和
経歴
- 帝京平成大学大学院臨床心理学研究科 教授
- 東京大学 博士 (保健学) 取得
- 公認心理師
- 臨床心理士
- 精神保健福祉士
取材執筆活動など
- 知的能力障害. 精神科臨床評価マニュアル
- うつ病と予防学的介入プログラム
- 日本版CU特性スクリーニング尺度開発
名前
亀井幹子
経歴
- 臨床心理士
- 公認心理師
- 早稲田大学大学院人間科学研究科 修了
- 精神科クリニック勤務
取材執筆活動など
- メディア・研究活動
- NHK偉人達の健康診断出演
- マインドフルネスと不眠症状の関連