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入門!コミュニケーション能力の意味とは?高い人,低い人の原理となぞ解き

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入門!コミュニケーション能力の意味とは?高い人,低い人

みなさんこんにちは!
公認心理師,精神保健福祉士の川島達史です。当コラムは
「コミュニケーション能力」
について、基礎からしっかり解説をしていくことを目的としています。

ダイレクトコミュニケーション講師川島

・コミュニケーション能力って結局なんなの?
・コミュ力について疑問を感じる
・どうすれば改善するのかを知りたい
・人事として勉強しておきたい

という方におススメです。

私たちは、生まれてから死ぬまで、たくさんの方と出会い、会話をして、恋愛をして、喧嘩をして、共に何かを成し遂げていきます。

コミュ力を理解するということは、人生を理解するということに近い!と私は考えています。このコラムで皆さんにお会いできたのも何かのご縁です(^^)心を込めて解説させて頂きます。

誤解だらけのコミュニケーション能力

コミュ力とは何か?

いきなりですが皆さんに質問があります。皆さんは、人事担当です。社長から「コミュニケーション能力の高い学生を採用せよ!」と指令がありました。

求人を出すとさっそく、たくさんの学生が面接にきたようです。

コミュニケーション能力

最終的に選考に残ったのは2名です。

太郎さん
パソコンは得意なようです。新しいソフトを作る力があります。一方で目を見て話さず、社交的な雰囲気がありません。大学で非倫理的な行為があったという事前情報がありました。

花子さん
ハキハキと一見やる気に満ちた若者です。倫理感もあり、社交性も十分です。

皆さんはどちらの方を採用するでしょうか。おそらく花子さんを採用する方がほとんどなのではないでしょうか。明るく、はきはきと話すのがコミュニケーション能力が高い学生だ!と考え、採用するでしょう。

はきはき話す≠コミュ力の高さ

しかし・・・種明かしをしますと、太郎さんは若かりし頃のマークザッカーバーグの特徴を表しているのです。マークザッカーバーグと言えば、時価総額50兆円のフェイスブックを作った張本人です。

あれ…おかしいですね。。コミュニケーション能力が高い学生を採用したはずなのに、面接で落とした太郎君の方が大きな会社を作ってしまったのです。

コミュ力は低い,高いのいい加減さ

さて!ここで大きな疑問があります。マークザッカーバーグは果たしてコミュニケーション能力が

高いのでしょうか?
低いのでしょうか?

私と一緒になぞ解きをしていきましょう。

 

曖昧な点が多い

コミュニケーション能力と歴史

コミュ力は学際的ワード

コミュニケ‐ション能力は、

脳科学
生物学
言語学
論理学
心理学
精神医学

などあらゆる学問に関連しています。こういった言葉は学際的なワードと言われます。人類はこれまで様々な角度からコミュニケーションの仕組みについて解明しようとチャレンジを行ってきました。

コミュ力を理解するにはそのチャレンジを知ることが大事です。以下重要な研究を5つピックアップしました。ただ…やや学術寄りの話になってしまうので、折りたたんで掲載いたします。

難しい話はご免!という方はひとまず飛ばしてしまってもOKです。じっくり理解したい方は参考にしてみてください。

ソフィストとレトリック研究

コミュニケーション能力において最も古い研究は、紀元前400年前の古代ギリシャで始まった「レトリック研究」であると言われています。

当時のギリシャでは歴史的に見て初めて民主性が誕生し、国民が政治に参加することが可能になり始めていました。

この時、ソフィストという言論家が誕生し、国民を扇動する役割を担っていました。具体的には、身振りや魅力的な言葉の使い方を追及しました。

身近な例で考えてみましょう。例えば、このリンゴを誰かにお勧めするとします。あくまで一般的なリンゴです。コミュ力研究とりんご

Aさんは以下のように勧めてきました。

これはスーパーで購入した普通のリンゴです。良かったら食べてください。

Bさんは以下のように勧めてきました。

このリンゴは丹精込めて作成された奇跡のリンゴです。ほっぺがとろけますよ。是非食べてください。

皆さんはどちらのリンゴに興味を持つでしょうか。おそらく後者なのではないでしょうか。

このように、修辞学は如何に魅力的に物事を表現するかを追求していきました。しかし、修辞学には問題があったのです。どんな問題でしょうか??

 ↓

それは扇動的であるという点です。上記の例で言えば、なんの変哲もないリンゴを、過剰に表現しているわけです。

魅力的な話し方と、情報の正確性は異なるのです。もしかしたら、皆さんの周りにもいるかもしれないですね(汗)声の大きさや、魅力的な話し方と、事実としての情報は異なるのです。この点は注意しなくてはなりません。

修辞学は
・情報弱者を扇動する
・情報を歪める
・信頼できない情報をまき散らす

などの問題があり、だんだんと衰退していきました。

シャノンとウィバーコミュニケーションモデル

1940年代から「コミュニケーション」についてその構造に関する研究が行われるようになります。例えば、古い定義としてシャノンとウィバー(1949)のコミュニケーションモデルがあります。

以下の図をなんとなく眺めてみてください。ちょっと難しいので大体でOKです。

 

コミュニケーション6つのプロセス

コミュニケーションはこの6つのプロセスのうち1つでも欠けると途端にうまくいかなくなります。例えば発信者が、すごく有益な情報を生み出すことができるとしましょう。

しかし、その方は口下手でメッセージをうまく「送信」できなかったとします。そうなるとせっかく有益な情報があるのに、誰もその存在を知らないことになってしまいます!

逆に、送信者がしっかり説明したとしても、受け手が愚鈍であり、その話を理解できなければコミュニケーションはうまく成立しません。

もしコミュニケーションがうまく行かなかったら、上記の図を思い出すとどこに問題があるか?ヒントになるかもしれません。

6つのプロセスから問題を見つける

デルハイムとスピーキングモデル

このようにコミュニケーションに関する研究は様々な分野で進んでいきました。そして、1972年になるとデルハイムという言語学者が「コミュニケーション能力(communication competence」という用語をはじめて創りました。

デルハイム,コミュニケーション能力

デルハイムはコミュニケーションの場面で、コミュニケーション能力を発揮するプレイヤーの力を以下の4つに分類しました。これをスピーキングモデルと言います。

・文法能力
語彙・文法の使用の理解・音韻に関する知識

・社会言語能力
話し手と聞き手の関係や目的に応じた社会言語的文脈の使い分け
今は雑談すべき場なのか?討論すべき場なのか?という使い分け

・談話能力
統一性のある話の流れを構成する運用技能。
支離滅裂でないコミュニケーションを行う力
自然な流れで会話ができる

・方略能力
言語・非言語のコミュニケーションが破綻したときに
埋め合わせる能力

藤本・大坊とENDCOREモデル

藤本・大坊(2007)はコミュニケーションスキルのを文化的な体系などと絡めながら解説しています。具体的には包括的な定義とモデリングを行ったのがが“ENDCOREモデル” です。

ENDCOREモデルは,多様なスキルを,文化・社会・対人・自己のレベルを縦軸に,対象とする行動の多様性や状況の特殊性を横軸にした扇形に理しています。藤本・大坊はコミュニケーションスキルを比較的細かくとらえ、

・自己統制
・表現力
・解読力
・自己主張
・他受容
・関係調整

とさらに細かく分類しています。

ENDCORE モデル スキルの扇

*ENDCORE モデル スキルの扇
藤本 学 コミュニケーション・スキルの実践的研究に向けた ENDCORE モデルの実証的・概念的検討より引用

自然言語処理,人工知能とコミュニケーション能力研究

現在のコミュニケーション能力研究の花形は自然言語処理,人工知能研究になっています。

自然言語処理とは、日常的な言葉をコンピューターに処理させる仕組みを意味します。IBM社が1950年代にはじめて実施したともいわれています。

2011年にグーグルはアイフォン4SにはじめてSiriを搭載して話題となりました。

会話ができるロボットができると、

・受付が不要になる
・文字入力が不要
・孤独をいやす

などの様々なメリットがあります。現在では、受付機能ぐらいの簡単なやり取りは可能になっています。

しかし、孤独をいやす、人間の心にまでは到達していません。自然言語処理はあくまで言語処理で会って、表情や声の抑揚に読み取りはできていないのです。

私たち人間は、ある分野ではロボットには勝てないのですが、複雑なコミュニケーションを瞬時に行っているという点ではすばらしいものを持っているのです。

 

コミュニケーション能力は不明確

結局コミュ力とは何か?

このようにコミュニケーション能力は様々な研究者によって学際的に行われてきました。2020年現代まではある程度のところまでは分かってきています。

・言葉の仕組み
・発信と受信によるプロセス
・脳の大雑把な仕組み

これらは解明できています。しかしながら、まだまだ発展途上で、とてもではないですが、これがコミュニケーション能力の仕組みだ!と断言できるものにはなっていません。

その意味はどうしてもぼやっとした幽霊のように彷徨ってしまうのです。

複雑すぎる

コミュニケーション能力は極めて高度な技術です。脳の仕組み、体の仕組み、文法、言語力、相互作用、環境要因…

検討すべき事項を総合的に考えて、最適解をはじきださなくてはなりません。これらを総合的に行うためには膨大な情報を瞬時に行わなくてならないのです。

さらに「最適解」など毎回変わってきます。

例えば、女心は難しいですね!私は以前、ディズニーランドに誘ってくれた女性がいまして、これはOKもらえるだろうと、園内で告白したら、考えさせて…と保留にされたことがあります。

意気消沈し、あきらめかけていたらその女性に

「すぐにあきらめないで!」

と諭されたことがあります。その女性は私に試し行為をしていたのです。ようは一度告白してあきらめないぐらい私のことが好きなのか?を試していたようです。

人工知能ではこの辺りの駆け引きはまず不可能でしょう。

4つのポイントを押さえよう

では現実的にどう考えればいいのか?私たちは学者ではないので生きていくためのコミュニケーション能力の指針が必要となります。

ここからは私の主観大いに入る話になります。様々な定義を総合すると私(川島達史)は現代社会においては、以下の4つの点を満たすことがコミュニケーション能力と考えています。

①心理的に健康である
②2つの目的を意識できる
③言葉.非言語を使い分ける
④「交互作用」を起こす

もし皆さんが「コミュニケーション能力について悩んだら」まずはこの4つのポイントを思い出してみてください。

以下それぞれ解説していきます。

①心理的に健康である

心とコミュ力の繋がり

コミュニケーション能力を良好に保つためには、まずはその土台である心理的な安定をしっかりと作る必要があります。

相川(2005)はソーシャルスキルと心理的影響についての研究を行っています。ソーシャルスキルとは社交的な力と考えると良いでしょう。

その結果、ソーシャルスキルがある人は下記のような結果になったのです。

社会的スキル

まずは、ソーシャルスキルが高まると、孤独感が少なくなることがわかりました。つまり、社交性が高いと自分だけ孤立している…と思うことが少なるなるのですね。

対人不安 少ないまた社交性がある人は、対人不安が少ないことがわかりました。これは逆の意味もあり、対人不安が少ない人ほど社交性が増すともいえます。

心理的な安定を大事に

このようにコミュニケーション能力は心の問題と密接に結びついているといえます。

例えば、普段は饒舌な人がいたとしても、仕事がうまく行かず落ち込んでいるときは、口数が少なくなります。イライラしてるときは、相手にきつい言葉を言ってしまいます。

もし皆さんが健康的なコミュニケーションをしたいのであれば、心の安定は必要不可欠となります。

具体的には「心理療法」の学習をオススメしています。心理療法とは心の問題を改善するための手法を意味します。様々な種類があるのですが後程紹介させて頂きます。

②目的を意識できる

コミュニケーション2大目的

心理的な健康を土台として、私たちは2つの目的をもってコミュニケーションをしています。

問題解決型
私達は会社の会議などで何らかの目的を達成するためにコミュニケーションをします。例えば、売り上げが上がらない・・・という命題があり、この問題をどうすれば解決できるか?

このような場合のコミュニケーションにあたります。ちなみに、問題解決型のコミュニケーションの場合、論理的思考やアイデアを生み出す発想力、伝える力が必要になります。

人間関係を構築型
もう1つのコミュニケーションは、人間関係を築くためのコミュニケーションです。飲み会で仲良くなるうために雑談をする。落ち込んでいる友達を励ます。

このようなコミュニケーションは人間関係を構築するためのコミュニケーションにあたります。コミュニケーションはこの2つの目的が、絡み合い行われるのです。コミュニケーション能力には2つの目的がある

あなたは問題解決型?人間関係型?

せっかくなのでここで1つ問題を問いて自己診断してみましょう。

あなたの友人が「昨日会社に遅刻したんだ・・・怒られて悲しい・・・」と話したとします。あなたは、なんと返すでしょうか?考えてみましょう。


いかがでしょうか?考えてみましたか?。

 


例えば
・どうして遅刻したの?
・何分遅れたの?
・ペナルティとかあるの?
このように問題解決に視点が行く方は問題解決型のコミュニケーションを好む方です。

・怒られると辛いよね。。
・結構落ち込んでるの?
・たまには遅刻しちゃうよね

こんな形で相手の心情によりそうようなコミュニケーションが思い浮かぶ方は、人間関係を構築することを好むタイプと言えます。

使い分けが大事

これが、差し迫った状況の会社で上司と部下の会話であれば、問題解決型の質問でOKでしょう(笑。遅刻は致命的な問題につながってしまうからです。

しかし、あなたが口説きたいと思っている異性との会話であったとしたら、間違いなく、人間関係構築の利き方をする方が相手と仲良くなります。

このようにコミュニケーション能力は、問題解決、人間関係構築の2つの目的があり、その目的によって随分やり方が変わってくると考えておくと良いでしょう。

このようにコミュニケーション能力は「目的」によって、高くもなりますし、低くもなる性質があるのです。コミュニケーション能力を考える上では「目的」が非常に大事であると覚えておきましょう。以下にコラムをまとめておきます。

③言語・非言語を使い分ける

ここまでもう一度整理しましょう。コミュニケーション能力は

①心理的に健康である
②2つの目的を意識できる
③言葉.非言語を使い分ける
④「交互作用」を起こす

の4つのポイントが大事でしたね。言語と非言語コミュニケーションについて

心理的な健康が獲得され、目的が定まったとしたら、次に考えるのは言語コミュニケーションです。極論してしまうとコミュニケーションは、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの2種類に分けることができます。

言語コミュニケーション
言葉を使ったコミュニケーションです。私達は50音を使ってありとあらゆる事象を言葉に起こして表現することができます!なんとすばらしいことなのでしょう。

非言語コミュニケーション
言語コミュニケーションよりも広範な意味を含みます。表情、身振り手振り、服装など様々な種類がります。

両者を図解したものが下記となります。
非言語と言語のコミュニケーション

言語、非言語どちらが大事?

人は見た目が9割という本が、以前とてもよく売れました。これはある意味で正しいですし、ある意味で間違っています。

例えば、同じ「ありがとう」でも以下の2つを比べた場合どちらに好印象を持つでしょうか?

困った表情のイラスト笑顔のイラスト

 

 

 

 

 

 

 

 

言うまでもなく、右の方が印象がいいと言えるでしょう。言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションは掛け算のような関係にあります、ありがとうというポジティブな表現でも非言語の表現が悪いと効果は減退してしまうのです。

しかし、非言語が全く役に立たない場面もたくさんあります。例えば「学会発表」は最たる例です。

いくらかわいくて、美人でハキハキと話したとしても、判断されるのはあくまで「研究内容が正しいか」なのです。論文は主に数字や数式を含めた言語で記述され、それがすべての判断材料になるのです。

言語,非言語も使い分けが大事

もしあなたの職業が、接客業、福祉関係、医療関係、会社経営などであれば、非言語コミュニケーションがすごく大事になります。人間関係は非言語で成り立っている部分が多いからです。

一方で、あなたの職業が企画をする、研究をする、法律家などであれば、言語コミュニケーションの重要性がぐっと高まります。

このように、自分自身の生活においてどの部分が大事なのかを判断することが重要なのです。言語と非言語の重要性は目的によって変わる

④交互作用を意識する

交互作用の意味とは

最後に交互作用について解説します。

交互作用とは、ある要素と別の要素とが組み合わさる事で生まれる相乗効果の事です。わかりやすく言うと、組み合わせることで生まれる価値を意味します。例えば、こんな思考実験をしてみましょう。

おいしさの基準を100点とした時に、

たまご しょうゆ ごはん

をそれぞれ「独立して」食べると想像してみてください。皆さんは何点で評価しますか?

私ですが、

たまご50点 ごはん50点 しょうゆ5点 =合計 105点

と評価しました。醤油だけペロペロ舐めても辛いだけですからね。。

さて、思考実験は続きます。
次に「卵がけご飯」として3つを混ぜあって食べたらそれぞれ何点になるでしょうか。

交互作用の解説卵かけご飯

今度はバラバラに食べるのではなく、混ぜて食べることができます。おいしそうですね♪

たまご80点 ごはん90点 しょうゆ80点 =合計 250点

こんな感じになるのではないでしょうか?なんと混ぜて食べると、途端にお互いの価値が高くなり、145点もアップしてしまいました。このように「組み合わせによって生まれる価値」を「交互作用」と言います。

混ざり合うと価値が生まれる

交互作用は、コミュニケーションでも同じ事がいえます。一見マイナスに見える個性を持っている人でも、相性次第で途端に輝くときがあります。個性的な人が増えるほど、組み合わせの幅が広がり、いろいろな価値が生まれます。

交互作用は、心理学で大変重要な概念とされているため、コミュニケーション能力を学ぶ上では十分理解しておくことが大切です。おそらくほとんどの人が見過ごしている概念なので、ぜひ人と人との組み合わせによって生まれる価値は意識しておいてください。

コミュニケーション能力の問題と改善について

まとめと発展コラム

ここまでのまとめ

このようにコミュニケーション能力は

①心理的に健康である
②2つの目的を意識できる
③言葉.非言語を使い分ける
④「交互作用」を意識する

とお伝えしてきました。コミュニケーション能力は、画一的なルールなどなく、個人や組織の目的によってその組み合わせは無限に変わるため、柔軟に考えていきたいものです。

大事なことは自分の人生にとって本当に必要なスキルをきちっと選んでトレーニングしていくということです。

自分の人生の環境や目的に足りない部分だけ、しっかりとトレーニングしていく。そんなイメージでコミュニケーション能力と向き合ってほしいなと感じています。

以下それぞれの項目について初学者向けにおススメのコラムを提案させて頂きます。ご自身の状態に合わせてご活用ください。

心の安定

・緊張しやすい
・対人不安がある
・落ち込みやすい

という方はまずは基礎として心理療法の学習をオススメします。心理療法は様々なものがあります。以下のサイトで詳しく解説しています。どの療法がいいか?じっくり学習してみてください。

心理療法の意味とは?種類と効果

目的を定める

繰り返しになりますが、コミュニケーション能力は、問題解決型、人間関係構築型の2つがあります。まずはこの2点が大事になりますが、さらに深い部分で目的を突き詰めていくと、コミュニケーションはすっきりしたものになっていきます。

・自分らしさとは何か?
・自分の長所とは何か?
・どうすれば最適なコミュニケーションになるのか?

など目的をしっかり考えたい方は下記のコラムを参照ください。

アイデンティティの確立を目指す

言語,非言語力

心が安定し、目的が定まってきたら、ご自身に必要な技術をどんどん吸収していきましょう。以下初学者におススメのスキルを提案させて頂きます。チェックしてみてください。

傾聴力トレーニング
共感力トレーニング
自己開示力をつける
論理的思考を鍛える
笑顔の印象を良くする
アイコンタクトを好印象にする

仕上げ動画

より深くコミュニケーションを理解したい方の方向けに動画を作成しました。興味がある方はご覧ください♪

講座のお知らせ

もし公認心理師,精神保健福祉士など専門家の元でしっかりコミュニケーション能力をアップさせたい場合は、私たちが開催している講座をオススメしています。講座では

・心理療法の基礎学習
・人間関係のトレーニング
・問題解決型コミュニケーション

など練習していきます。興味がある方はお知らせをクリックして頂けると幸いです。是非お待ちしています♪

人間関係講座

コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科 修了

取材執筆活動など

  • NHKあさイチ出演
  • NHK天才テレビ君出演
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」


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元専修大学教授 長田洋和

名前

長田洋和


経歴

  • 帝京平成大学大学院臨床心理学研究科 教授
  • 東京大学 博士 (保健学) 取得
  • 公認心理師
  • 臨床心理士
  • 精神保健福祉士

取材執筆活動など

  • 知的能力障害. 精神科臨床評価マニュアル
  • うつ病と予防学的介入プログラム
  • 日本版CU特性スクリーニング尺度開発

臨床心理士 亀井幹子

名前

亀井幹子


経歴

  • 臨床心理士
  • 公認心理師
  • 早稲田大学大学院人間科学研究科 修了
  • 精神科クリニック勤務

取材執筆活動など

  • メディア・研究活動
  • NHK偉人達の健康診断出演
  • マインドフルネスと不眠症状の関連

*出典参考資料
相川充・藤田正美(2005)「成人用ソーシャルスキル自己評定尺度の構成」『東京学芸大学紀要 第1部門』, 56, 87-93.  
相川充・藤田正美・田中健吾(2007)「ソーシャルスキル不足と抑うつ・孤独感・対人不安の関連:脆弱性モデルの再検討」『社会心理学研究』, 23, 95-103.
松川禮子・大城賢(2008)『小学校外国語活動実践マニュアル』旺文社
諸井克英(1991)「改訂UCLA孤独感尺度の次元性の検討」『人文論集 静岡大学人文学部』, 42, 23-51.
諸井克英(1997)「セルフ・モニタリングと対人不安との関係に及ぼす認知欲求の効果:女子青年の場合」『人文論集 静岡大学人文学部』, 48, (1), 37-71.
Shannon., Claude E., & Weaver, W. (1949). A mathematical model of communication. Urbana, IL. University of Illinois Press.
藤本 学・大坊郁夫 (2007).コミュニケーション・スキルに関する諸因子の階層構造への統合の試み  パーソナリティ研究,15, 347?361.
Hymes, D.(1972). On Communicative Competence. In J. B. Pride and J. Holmes(Eds), Sociolinguisitcs: Selected Readings. Harmondsworth: Penguin Books. 新潟県の企業における「コミュニケーション能力」の定義とその重要性 新潟青陵大学短期大学部研究報告 第38号(2008)