下戸,お酒が飲めないけど飲み会を楽しむ方法
今回は、飲み会嫌いコラム①の発展編です。今回は「下戸でも飲み会を楽しむ方法」について解説していきます。「お酒が苦手」「お酒が飲めない」といっても、重要な飲み会は断れない場合もあります。せっかく参加するなら楽しみたいものですよね。
そんな時のために下戸でも楽しめる方法を8つご紹介します
①とりあえず1杯ちょび飲み法
②ノンアルコールで雰囲気を楽しむ
③料理でワリカンの元を取る
④同じタイプの人と意気投合
⑤役立つ情報収集を
⑥興味があることを質問する
⑦サポート役として立ち回る
⑧飲めないことを素直に伝える
ご自身でも使えそうなものを参考にしてみてください。
下戸でも楽しむ8つの方法
①とりあえず1杯!ちょびのみ法
実は私(川島)はめちゃめちゃお酒に弱いです。ビール一杯で心臓がバクバクいって、フラフラになってしまうレベルです。そんな私でもとりあえず1杯目はお酒を頼むようにしています。なぜお酒を飲むのかと言うと、これは「類似性の原則」
人間は似たもの同士が仲良くなりやすい
という理論です。例えば、
5人で飲む
4人がお酒を飲んでいる
自分だけウーロン茶
このような状況では、他の4人からするとちょっと残念ですよね。もちろん無理して頼む必要はないですが、迷うレベルなら類似性の原則を活かして、
そのうえで、そのお酒を飲むかというと、ほとんど飲んでいません(笑)。ちょびちょび口を付けますが、1ミリぐらいしか飲んでいないので、実は飲んでいるようで飲んでいません。
ですが大概これで、十分乗り切れます。というのもお酒が好きな人はさっさと酔っぱらってしまい、だれがどれぐらい飲んだかなんてほとんど気にしていないからです。
もちろん最初からウーロン茶など頼める間柄であればOKですが、営業などの方は、どうしてもお酒を頼んだほうが有利なこともあるでしょう。その場合は、とりあえず1杯!ちょっびのみ法を試してみてくださいね。
②ノンアルコールで雰囲気を楽しむ
飲み会の大きな目的の1つとして、お互いお酒を飲みながらお互いの仲を深めることがあります。この時、お酒を飲む人からすると、下戸の方は酔っぱらってくれないので少し残念に感じるものです。
この時、形だけでもノンアルコール飲料を頼んでおくと、飲み会自体を楽しもうという意識は伝わるので、周りの方が喜んでくれるでしょう。今は、ノンアルコールでも様々な種類があり、結構楽しめると思います。
ぜひお気に入りのノンアルコール飲料を探してみてくださいね。
③料理でワリカンの元をとる!
お酒が苦手な人は、ワリカン負けをしてしまうので、飲み会が嫌だ!という方も結構多いとおもいます。それなら「飲み会で、普段は食べられない料理を楽しむ!」と気持ちを切りかえてみましょう。例えば、
食べたいメニューをオーダーする
美味しかった料理を余分に食べる
飲み会では、お酒が飲めなくてもワリカンの場合があります。好きな料理を食べるのは飲めない人の特権!というくらいの気持ちで、しっかり食べて満足できるといいですね。
④同じタイプの人と意気投合
もちろん、お酒が飲めない人や飲み会が苦手だと感じている人はたくさんいます。同じような雰囲気の人を見つけて、近くに座ると、安全かもしれません。もしタイミングがあれば、「お酒が苦手」という話題で話しかけてもよいでしょう。具体的には、以下の話題が盛り上がりやすいです。
お酒の代わりに料理の味について話す どの料理が美味しいか、おすすめの一品は何か
お酒を断る上手な方法について話す どうやって飲み会を上手に乗り切っているのか
などなどお酒を飲めないことを逆手にとって、意気投合してしまうのもありです。ただし、周りに酒飲みが多い場合は、注意が必要です。特にお酒の断り方の話題などは、裏技ぐらいな感覚で抑えておきましょう。
⑤役立つ情報収集を!
お酒を飲まないからこそ、その場の情報を冷静に判断し、役立つ貴重な情報収集ができる可能性があります。特に会社の飲み会なら、お酒好きな先輩や上司の近くに行って、話を聞いてみるのが一つの手です。お酒を飲むことでリラックスした状態の先輩や上司から、会社では聞けないような意見やアドバイス、さらには社内の重要な情報を教えてもらえるかもしれません。
お酒を飲まないことで、他の人よりも冷静な視点で物事を観察できるため、話の流れや人間関係の微妙な変化に気づくことができるでしょう。また、お酒を飲まないことで記憶が鮮明に保たれるため、その場で得た情報を後で役立てることが容易です。
例えば、会社のプロジェクトに関する重要な話や、今後のキャリアに関わるアドバイスなどを聞き逃さずに覚えておくことができます。
⑥興味があることを質問する
飲み会を楽しむことが苦手な方は、「参加させられている」「お金を使わされている」「時間を失っている」という感覚が強いです。しかし、どうせ参加するなら、能動的に楽しくしてしまったほうが得だと切り替えることも大切です。
1つのやり方としては、普段は聞けない興味があることを聞く!ということを意識するとよいでしょう。仕事上は聞けなかったけど、飲み会なら聞けそうなことはありませんか?話し手の方も自分に興味を持ってくれるのはうれしいものです。おもいきって聞いてみるのもありですね。
例えば以下のような話題は仕事上は聞けないですが、飲み会なら話せそうな話題です。参考にしてみてください。
恋愛について悩む
→結婚をしている上司に恋愛相談
お金を増やしたい
→周りの人はどんな投資をしているか聞いてみる
引っ越しを検討中
→マンション暮らし、一軒家それぞれのメリットを聞く
周りのメンバーの意外な価値観をしれたりして、飲み会が面白くなるきっかけになるかもしれません。
⑦サポート役として立ち回る
お酒を飲まない人は、他の人が酔っている間に周囲の状況を冷静に判断し、フォローする役割を担うこともできます。こうした行動は、周囲からの信頼を得るきっかけにもなります。もしお酒を進められたら「1人ぐらいは冷静な人がいた方がいいので、私は少なめにしておきます」と主張するやり方もあります。
例えば、酔った同僚が困っている場面でサポートをすることで、その同僚からの感謝と信頼を得ることができるでしょう。飲み会に出てまでサポートするのでは、あなたにとって息抜きできないかもしれないですが、お酒を断る口実にはなります。使える機会があったら参考にしてみてください。
⑧素直に「お酒が飲めません」と伝える
実は、正直に「お酒が飲めません」と伝えることが、最も効果的な方法の一つかもしれません。多くの人は、お酒が飲めない理由があることを理解し、尊重してくれるはずです。
伝える際は、明るく前向きな態度で、自信を持って言いましょう。例えば、
申し訳ありませんが、私はお酒が飲めないんです。でも、皆さんと楽しく過ごしたいと思っています
といった具合です。
必要であれば、簡単な理由(体質や健康上の理由など)を添えるのもよいでしょう。ただし、長々と説明する必要はありません。代わりに、ノンアルコール飲料を注文することや、料理を楽しむことを提案してみてください。
素直に伝えることで、周りの人々はあなたの立場を理解し、無理に勧めることも少なくなるでしょう。また、このオープンな姿勢が、かえって他の参加者との会話のきっかけになることもあります。
まとめ
「下戸でも飲み会を楽しむ方法」はいかがでしたか。お酒が苦手だと、飲み会に誘われたらまずは断り方を考える方が多いかもしれません。
しかし、飲み会にしかない魅力もありますから、断り方を考える前にご紹介したポイントを元に、飲み会をポジティブに捉えて上手に付き合っていきましょう。
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コラム監修
名前
川島達史
経歴
- 公認心理師
- 精神保健福祉士
- 目白大学大学院心理学研究科 修了
取材執筆活動など
- NHKあさイチ出演
- NHK天才テレビ君出演
- マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
- サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
YouTube→
Twitter→名前
長田洋和
経歴
- 帝京平成大学大学院臨床心理学研究科 教授
- 東京大学 博士 (保健学) 取得
- 公認心理師
- 臨床心理士
- 精神保健福祉士
取材執筆活動など
- 知的能力障害. 精神科臨床評価マニュアル
- うつ病と予防学的介入プログラム
- 日本版CU特性スクリーニング尺度開発
名前
亀井幹子
経歴
- 臨床心理士
- 公認心理師
- 早稲田大学大学院人間科学研究科 修了
- 精神科クリニック勤務
取材執筆活動など
- メディア・研究活動
- NHK偉人達の健康診断出演
- マインドフルネスと不眠症状の関連
僕は、飲むと頭が痛くなってから気分が悪くなるタイプの下戸でしたからサークルに入りませんでした 当時は、急性アルコール中毒でなくなる学生の話が新聞に載っている時代でした
成績も悪く、ゼミにも入れませんでしたので、何と大学で一言も女性と話をしないまま卒業しました
その頃僕が考えたのは、不幸にしてなくなった学生は「自ら飲んだのではないか」ということです もちろん、コールされたり、飲まざるをえない空気があったと思いますが、いくらなんでも押さえつけて飲ませる人はいないでしょう
この場を乗り切るには飲むしかないと飲んだ人もいたのではないでしょうか
僕は下戸なのに、「僕は飲めないので飲みません」とは言えませんでした だからそのような場面になったら自ら飲んだような気がします