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ネット依存症傾向診断

ネット依存傾向診断

ネット依存は心と体に深刻な影響を及ぼします。気が付いたら重症化しているリスクもあります。当診断で問題がないかチェックしてみましょう。

ネット依存傾向診断
全くそう思わない あまり思わない どちらでもない ややそう思う とてもそう思う
1.
ネットに没頭し睡眠時間が削られる
2.
ネットのしすぎで仕事や学力が落ちている
3.
スマホが手元にないと不安になる
4.
ネットができないとイライラする
5.
会話中もスマートフォンをいじる
6.
家族よりもネットを優先する
7.
ネット課金が小遣いの範囲を超える
8.
ネットでお金を使いすぎてあとで後悔する
あなたの生まれた年は?
あなたの性別は? 
あなたのお住まいは?
診断についての注意

【ネット依存診断について】

本診断は、公認心理師・精神保健福祉士である川島達史が監修し、メンタルヘルスへの関心を高めることを目的として開発された予防的ツールです。医療的な診断を行うものではなく、あくまで参考としてご活用ください。以下に、ネット依存診断の作成手順や趣旨を記載しておりますので、興味のある方はご一読ください。

 

【① 尺度作成の趣旨】

現代社会では、短時間で手軽に行えるチェックツールが求められています。心理学や人間関係に関する本格的な尺度も存在しますが、設問数が多いと利用のハードルが高くなり、結果として使用されなくなることもあります。そこで本診断では、精神的健康や生活習慣に影響を与える「ネット依存傾向」に焦点をあて、簡易的な自己チェック尺度を作成しました。

 

【② 診断作成における基本方針】

以下のポイントを重視して設問を作成しました。

・通勤中やすき間時間でも読めるように構成する
・専門用語は極力避け、わかりやすさを重視する
・あくまで簡易診断であり、限界があることを明示する

 

【③ 先行研究の調査】

ネット依存に関する研究は比較的多く存在しており、本診断では以下の研究を参考にしました。

■先行研究Ⅰ
戸部ら(2010)は、児童生徒を対象にインターネット依存傾向尺度を作成し、1521名のデータをもとに「インターネットの方が楽しい」「ネットで睡眠不足になる」などの傾向を測定しました。

■先行研究Ⅱ
鶴田ら(2014)は高校生を対象に依存傾向尺度を構成し、精神的依存・メール不安・長時間利用・ながら利用・対面不安の5因子を抽出しました。

■先行研究Ⅲ
瀧(2015)は大学生を対象に「自己表現の場としてのネット」「ネット上でしか人間関係を築けない」といった質問項目を用い、依存傾向を測定しました。

〈参考文献〉
戸部秀之ほか(2010).児童生徒のインターネット・テレビゲーム依存傾向尺度の構成.埼玉大学紀要 教育学部,59(2),181–199.
鶴田利郎ほか(2014).高校生向けインターネット依存傾向測定尺度の開発.日本教育工学会論文誌,37(4),491–504.
瀧世(2013).インターネット依存とその測定について.奈良大学大学院研究年報,18,83–91.
青山郁子・高橋舞(2015).大学生におけるインターネット依存傾向と攻撃性・仮想的有能感の関連.日本教育工学会論文誌,39(Suppl.),113–116.

 

【④ 質問項目の抽出】

上記の文献、実務経験、一般的なネット使用の傾向をもとに、公認心理師・臨床心理士・心理学修士課程修了者らが協力し、ブレーンストーミングを実施しました。

〈質問項目の例〉
・スマホが手元にないと不安になる
・ネットに没頭し睡眠時間が削られる
・会話中もスマートフォンをいじる
・家族よりもネットを優先する
・ネット課金が小遣いの範囲を超える
・ネットをしないと落ち着かない
・現実よりネットの方が自分らしいと感じる

 

【⑤ 質問項目の分類と選定】

KJ法により4カテゴリに分類し、各カテゴリから代表的な2問を選定しました。簡易診断として活用できるように、表現や文字数も調整しています。

■長時間の使用
・ネットに没頭し睡眠時間が削られる
・ネットのしすぎで仕事や学力が落ちている

■精神依存
・スマホが手元にないと不安になる
・ネットができないとイライラする

■人間関係の異常
・会話中もスマートフォンをいじる
・家族よりもネットを優先する

■経済的問題
・ネット課金が小遣いの範囲を超える
・ネットでお金を使いすぎてあとで後悔する

 

【⑥ 結果の評価方法】

本診断は5件法(まったく当てはまらない〜非常に当てはまる)で評価され、合計得点に応じて以下の4段階に分類されます。

・40~33点:重度のネット依存傾向
・32~28点:ややネット依存傾向
・27~22点:わずかにネット依存傾向
・21~8点 :健康的な使い方ができている

 

診断結果は、長所と注意点の両面からバランスよく解説することを心がけています。あくまで参考としてご活用ください。

ネット依存(MAX 40)

ネット依存(MIN 8)

あなたのライン

男性
女性

点数が高いほど、ネット依存が強いことを示しています。以下の基準を参考にしてください。

・40~33 重度のネット依存症傾向
・32~28 ややネット依存症傾向
・27~22 わずかにネット依存症傾向
・21~8 健康的な使い方ができている

ネット依存(MAX 40)

ネット依存(MIN 8)

あなたのライン

年代別の比較となります。ご自身の年代と比較してみましょう。

 

あなたが所属する群

以下の2群に当てはまった方は注意しましょう。

・40~33 重度のネット依存症傾向
・32~28 ややネット依存症傾向

  • 総合

    順位都道府県平均値回答数
    1熊本県34.45
    2宮崎県301
    3大阪府284
    4奈良県27.52
    5兵庫県265
    6愛知県24.58
    7愛媛県231
    7和歌山県231
    7岐阜県231
    10鹿児島県22.52
    11福井県221
    12埼玉県21.1811
    13東京都20.8614
    14青森県19.673
    15広島県19.52
    16茨城県19.25
    17長野県193
    17福島県195
    19千葉県18.85
    20栃木県18.52
    20静岡県18.54
    20北海道18.58
    23秋田県18.333
    24神奈川県18.2914
    25三重県183
    26山形県172
    27福岡県161
    27島根県161
    29岩手県15.52
    30京都府151
    31山口県141
    31群馬県144
    31山梨県141
    31高知県142
    35宮城県13.52
    36岡山県101
  • 男性

    順位都道府県平均値回答数
    1熊本県341
    2兵庫県30.52
    3奈良県271
    3東京都273
    3北海道273
    6福井県221
    7埼玉県20.147
    8岩手県191
    8静岡県192
    10栃木県18.52
    10福島県18.52
    12愛知県17.52
    13秋田県171
    13大阪府171
    15三重県161
    15福岡県161
    17群馬県131
    18神奈川県11.54
    19岡山県101
    20千葉県91
    21宮城県81
  • 女性

    順位都道府県平均値回答数
    1熊本県34.54
    2大阪府31.673
    3宮崎県301
    4奈良県281
    5愛知県26.836
    6愛媛県231
    6兵庫県233
    6埼玉県234
    6和歌山県231
    6岐阜県231
    11鹿児島県22.52
    12千葉県21.254
    13神奈川県2110
    14福島県20.52
    15青森県19.673
    16広島県19.52
    17茨城県19.25
    18東京都19.1811
    19長野県193
    19宮城県191
    19三重県192
    19秋田県192
    23静岡県182
    24山形県172
    25島根県161
    26京都府151
    27群馬県14.333
    28山梨県141
    28山口県141
    28高知県142
    31北海道13.45
    32岩手県121

2021年4月から調査を開始しています。
現在集計中です。

あなたは重度のネット依存傾向があるようです。

【前向きな視点】

【① ネットリテラシーが高い】
ネット依存傾向が強い方は、インターネットに関する知識が豊富にあると言えます。SNSの使い分けや検索スキル、ネット上のマナーにも詳しく、デジタル社会での情報活用能力が高い傾向があります。

【② 流行に敏感】
ネットに長時間触れていると、自然と世の中のトレンドが目に入ります。バズっている動画やSNSの流行語、最新のニュースなどへの反応が早く、話題の中心になれることも多いタイプです。

【③ 仕事につながる可能性がある】
ゲームや動画投稿など、ネット上での活動が仕事に結びつくこともあります。特定分野での専門性を高め、インフルエンサーやストリーマーとして収入を得ている方も増えています。

【④ 情報収集力が高い】
常にネットに触れているため、情報の検索・選別・比較といったスキルに長けています。必要な情報を瞬時に探し出す力は、現代の情報社会において大きな武器になります。

【注意点と対策】

【① 時間をロスする】
一度ネットに没入すると、時間の感覚を忘れてしまいがちです。その結果、本来やるべきことを後回しにし、生活リズムが乱れる原因になります。タイマー管理やアプリ制限などを活用して自制心を養いましょう。

【② 病気のリスク】
ネット依存が進行すると、精神的・身体的な健康に悪影響を及ぼすことがあります。依存症になると、常にネットのことが頭から離れず、食事・睡眠・仕事など日常生活が崩れるリスクが高まります。

【③ 身体的ストレス】
ネットの長時間利用は、姿勢の悪化や運動不足、睡眠障害などを招きます。これにより、倦怠感、めまい、頭痛などの身体症状が出ることも。適度な休憩とストレッチを意識することが重要です。

【原因と対策】

ネット依存になる原因としては以下が挙げられます。対策と合わせて参考にしてみてください。

【① ネット依存の知識不足】
ネット依存は、病気としての自覚が持たれにくいため放置されやすい傾向があります。まずは基礎知識を学び、自分のネット使用傾向を客観視することから始めましょう。
ネット依存の知識

【② 感情コントロールができない】
イライラや孤独、不安などをネットで紛らわせている方は、感情の処理が苦手な傾向があります。マインドフルネスや心理療法で、自分の感情と向き合う力を養うことが効果的です。
心理学講座

【③ 会話が苦手】
ネット中心の生活になると、現実の人間関係や会話スキルが低下することがあります。特に若年層では、会話不足がメンタル不調の一因とされており、日常会話の練習が必要です。
会話力をつける方法

【お知らせ】

ネット上のやり取りだけでなく、リアルな人間関係の中で自分を活かすことも大切です。公認心理師が主催するコミュニケーション講座では、対面での関わり方や共感的な聞き方、自己開示の仕方などを実践的に学べます。

「現実の人間関係に自信を持ちたい」「ネット以外の居場所を作りたい」と感じている方は、ぜひご参加ください。
コミュニケーション講座

あなたはややネット依存傾向があるようです。

【前向きな視点】

【① ネット活用に慣れている】
ネットを使う時間が長めの方は、インターネットに関する知識が自然と身についています。SNSや情報収集、動画配信など、日常生活や仕事でも役立つネットツールをうまく活用できる点は強みです。

【② トレンドに強い】
ネットに親しんでいると、世の中で話題になっていることが目に入りやすくなります。ニュースやSNSで注目されているトピックを把握しやすく、流行に敏感なタイプと言えるでしょう。

【③ 楽しみを見つけやすい】
ネット上には趣味に関する情報や娯楽が豊富にあるため、自分の好きな世界にすぐアクセスできる点も特徴です。日常の中に「楽しさ」や「癒し」を見つける力があるタイプです。

【④ 気晴らしの手段が多い】
動画視聴やSNS、ゲームなど、リフレッシュの手段を多く持っているのも特徴です。ストレスがたまった時に気軽に気分転換できるのは、ネットを活用する力のひとつです。

【注意点と対策】

【① 時間を使いすぎることがある】
夢中になるとつい時間を忘れてネットに没頭してしまう傾向があります。大切なのは「使う時間を自分で決める」こと。あらかじめ時間を区切って使うことで、やるべきこととのバランスが取りやすくなります。

【② 習慣化しやすい】
気晴らしに使っていたネットが、無意識のうちに毎日の習慣になってしまうことがあります。とくに寝る前のスマホ利用などは、睡眠の質を下げる原因になることもあるため注意が必要です。

【③ 現実の会話が減ることも】
ネット中心の生活が続くと、リアルな人間関係や会話の機会が減ってしまうことがあります。週に数回でも、誰かと面と向かって話す機会を意識的につくることが、心の安定にもつながります。

【原因と対策】

ネット依存になる原因としては以下が挙げられます。対策と合わせて参考にしてみてください。

【① ネットの知識はあるが依存の理解は浅い】
ネットの使い方には詳しくても、「なぜ時間を使いすぎてしまうのか」など、ネット依存の仕組みについては理解が浅いことも。行動習慣を見直すヒントとして、以下のコラムを参考にしてみてください。
ネット依存の基礎知識

【② 感情の整理が苦手なとき】
イライラや不安を感じた時、気づけばスマホに手が伸びている…ということはありませんか?そんな時はマインドフルネスなど、感情を整える心理的手法を学ぶのも効果的です。
心理学講座

【③ 会話が減ることへの対策】
ネットに偏った生活を続けると、会話や雑談のスキルが衰えることがあります。日常の中で「相手の話を聴く」「雑談を楽しむ」機会を意識的に増やしていくことが大切です。
会話力をつける方法

【お知らせ】

「ついネットを見すぎてしまう」「もっと人と話す練習がしたい」と感じている方へ。公認心理師が主催するコミュニケーション講座では、リアルな人間関係を築くための考え方やスキルを身につけることができます。

実践的な内容で、ネットとの距離を見直したい方にも役立つ学びが得られます。
コミュニケーション講座

あなたはわずかにネット依存傾向があるようです。

【前向きな視点】

【① 適度な距離感で付き合えている】
あなたはネットと一定の距離を保ちながら、うまく活用しているタイプです。使いすぎることもありますが、基本的には現実とのバランスを取りながら過ごせており、依存状態にまでは至っていません。

【② メリハリをつけられる】
ネットを楽しむ時間と、現実の予定や人間関係との切り替えができる傾向があります。気分転換としてネットを使いながらも、必要なときには集中して他のことにも取り組める柔軟さがあります。

【③ ネット活用に慣れている】
ネットを使う時間が長めの方は、インターネットに関する知識が自然と身についています。SNSや情報収集、動画配信など、日常生活や仕事でも役立つネットツールをうまく活用できる点は強みです。

【④ 気晴らしに活用できる】
動画視聴やSNS、ゲームなど、リフレッシュの手段を多く持っているのも特徴です。ストレスがたまった時に気軽に気分転換できるのは、ネットを活用する力のひとつです。

【注意点と対策】

【① 時間を使いすぎることがある】
夢中になるとつい時間を忘れてネットに没頭してしまう傾向があります。大切なのは「使う時間を自分で決める」こと。あらかじめ時間を区切って使うことで、やるべきこととのバランスが取りやすくなります。

【② 習慣化しやすい】
気晴らしに使っていたネットが、無意識のうちに毎日の習慣になってしまうことがあります。とくに寝る前のスマホ利用などは、睡眠の質を下げる原因になることもあるため注意が必要です。

【③ 現実の会話が減ることも】
ネット中心の生活が続くと、リアルな人間関係や会話の機会が減ってしまうことがあります。週に数回でも、誰かと面と向かって話す機会を意識的につくることが、心の安定にもつながります。

【原因と対策】

【① ネットの知識はあるが依存の理解は浅い】
ネットの使い方には詳しくても、「なぜ時間を使いすぎてしまうのか」など、ネット依存の仕組みについては理解が浅いことも。行動習慣を見直すヒントとして、以下のコラムを参考にしてみてください。
ネット依存の基礎知識

【② 感情の整理が苦手なとき】
イライラや不安を感じた時、気づけばスマホに手が伸びている…ということはありませんか?そんな時はマインドフルネスなど、感情を整える心理的手法を学ぶのも効果的です。
心理学講座

【③ 会話が減ることへの対策】
ネットに偏った生活を続けると、会話や雑談のスキルが衰えることがあります。日常の中で「相手の話を聴く」「雑談を楽しむ」機会を意識的に増やしていくことが大切です。
会話力をつける方法

【お知らせ】

「ついネットを見すぎてしまう」「もっと人と話す練習がしたい」と感じている方へ。公認心理師が主催するコミュニケーション講座では、リアルな人間関係を築くための考え方やスキルを身につけることができます。

実践的な内容で、ネットとの距離を見直したい方にも役立つ学びが得られます。
コミュニケーション講座

あなたは健康的なネットの使い方ができています。

【前向きな視点】

【① 現実の人間関係が充実】
ネットをほどよく使えている方は、現実のコミュニケーションを大切にしています。友人関係や家族との時間をしっかり確保でき、メンタルヘルスも安定しやすい傾向にあります。

【② 自己管理ができる】
ネットとの付き合い方に自覚的で、使う時間をコントロールする力があります。自分の生活リズムを守りながら、ネットの恩恵を上手に活用できる点は、非常に大きな強みです。

【③ ネット活用に慣れている】
ネットを使う時間が長めの方は、インターネットに関する知識が自然と身についています。SNSや情報収集、動画配信など、日常生活や仕事でも役立つネットツールをうまく活用できる点は強みです。

【④ 気晴らしに活用できる】
動画視聴やSNS、ゲームなど、リフレッシュの手段を多く持っているのも特徴です。ストレスがたまった時に気軽に気分転換できるのは、ネットを活用する力のひとつです。

【予防対策】

現在は健康的に利用できていても、将来的に環境の変化などで依存傾向が強くなることもあります。予防的観点からも以下の対策を参考にしてみてください。

【① ネット依存症の基礎知識】
ネットを健康的に使えている今だからこそ、依存の仕組みを知っておくことが大切です。たとえば、孤独感や退屈がきっかけで使いすぎることがあります。そうなる前に、「どんな時にネットを使いたくなるか」「代わりの行動はあるか」など、自分の傾向を客観視できると予防になります。
ネット依存を和らげる方法

【② 感情のコントロール法を学ぶ】
気分が落ち込んだときや不安を感じたとき、スマホに手が伸びることが続いている方は、感情調整力を身につけるチャンスです。マインドフルネスや呼吸法、思考の整理法などを知っておくと、ネット以外で気分転換ができるようになります。
感情のコントロール法

【お知らせ】

現代社会では、ネットとの付き合い方がますます重要になっています。公認心理師が主催するコミュニケーション講座では、現実の人間関係を深めるための考え方や対話スキルを実践的に学べます。

「人との関係をもっと充実させたい」「自分の気持ちをうまく伝えたい」と感じている方におすすめです。
コミュニケーション講座

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