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自己効力感簡易診断

自己効力感診断

自己効力感は人生を積極的に生きて行く上で大事な感情です。当診断ではレベルごとに高める方法を解説しています。是非参考にしてみてください」をしてみましょう。

自己効力感診断
全くそう思わない あまり思わない どちらでもない ややそう思う とてもそう思う
1.
失敗を経験に変えることができる
2.
未来を切り開く力があると思う
3.
自分の長所を複数挙げられる
4.
自分の能力に自信がある
5.
難しい状況でも積極的に挑戦できる
6.
想定外の事にもうまく対処できる
7.
大概の人とはうまくやっていける
8.
困った時に助けあえる仲間がいる
あなたの生まれた年は?
あなたの性別は? 
あなたのお住まいは?
診断についての注意

【自己効力感診断について】

本診断は、公認心理師・精神保健福祉士である川島達史が監修し、メンタルヘルスへの関心を高めることを目的として開発された予防的ツールです。医療的な診断を行うものではなく、あくまで参考としてご活用ください。以下に、自己効力感診断の作成手順や趣旨を記載しておりますので、興味のある方はご一読ください。

 

【① 尺度作成の趣旨】

現代社会では、短時間で手軽に行えるチェックツールが求められています。心理学や人間関係に関する本格的な尺度も存在しますが、設問数が多いと利用の負荷が高くなり、結果として使用されなくなることもあります。そこで本診断では、簡易的な自己チェック尺度を作成しました。

 

【② 診断作成における基本方針】

以下のポイントを意識して設問を作成しています。

・通勤中やすき間時間でも読める内容にする
・難解な表現を避け、簡潔な文章を意識する
・あくまで簡易診断であり、限界があることを明示する

 

【③ 先行研究の調査】

自己効力感(Self-efficacy)は、Bandura(1977)によって提唱された概念で、「ある状況で必要な行動をうまく遂行できるという自己の信念」を指します。本尺度は以下の先行研究を参考に作成されています。

■先行研究Ⅰ:江本ら(1995)
ShererらのSE尺度を翻訳し、13〜92歳の成人を対象に調査を実施。1因子構造で「計画達成」「自己信頼」に関する項目が確認されました。

■先行研究Ⅱ:伊藤(1996)
中学生を対象とした調査で、学業場面における自己効力感を6項目で測定。「教科の得意感」「成績への期待」などの視点から構成されました。

■先行研究Ⅲ:三好(2003)
大学生を対象に主観的な感覚としての特性自己効力感尺度を作成。1因子構造で「状況対処力」などの項目が抽出されました。

〈参考文献〉
Bandura, A. (1977). *Self-efficacy: Toward a unifying theory of behavior change*. Psychological Review, 84, 191–215.
江本リナ(2000)自己効力感の概念分析. 日本看護科学会誌, 20(2), 39–45.
成田健一ほか(1995)特性的自己効力感尺度の検討. 教育心理学研究, 43, 306–314.
伊藤崇達(1996)学業達成場面における自己効力感. 教育心理学研究, 44, 340–349.
三好昭子(2003)主観的な感覚としての人格特性的自己効力感尺度の開発. 発達心理学研究, 14(2), 172–179.

 

【④ 質問項目の抽出】

先行研究・文献・臨床的ニーズを参考に、公認心理師・臨床心理士・心理学修士課程修了者が協力し、ブレーンストーミングを通じて質問項目を作成しました。

〈例〉
・立てた計画は達成できることが多い
・難しい状況でも積極的に挑戦できる
・想定外のことにも柔軟に対応できる
・努力すれば、大概のことは達成できる
・大概の人とはうまくやっていける
・困った時に助け合える仲間がいる

 

【⑤ 質問項目の分類と選定】

KJ法によりグルーピングを行い、以下の4分類に整理し、各分類から代表的な2項目を採用しました。

■過去と未来の肯定
・失敗を経験に変えることができる
・未来を切り開く力があると思う

■長所の把握
・自分の長所を複数挙げられる
・自分の能力に自信がある

■積極性
・難しい状況でも積極的に挑戦できる
・想定外のことにも柔軟に対応できる

■人間関係の資源
・大概の人とはうまくやっていける
・困った時に助け合える仲間がいる

 

【⑥ 結果の評価方法】

本診断は5件法(まったく当てはまらない〜非常に当てはまる)で評価し、以下の4段階に分類されます。

・40〜33点:自己効力感が高い
・32〜26点:やや高い
・25〜19点:やや低い
・18〜8点 :低い

 

各評価に対しては、長所と注意点の両面からバランスよく解説を行っています。診断結果はあくまで参考としてご活用ください。

自己効力感(MAX 40)

自己効力感(MIN 8)

あなたのライン

男性
女性

点数が高いほど、自己効力感があることを示しています。以下の基準を参考にしてください。

・40~33 自己効力感が高い
・32~26 自己効力感がやや高い
・25~19 自己効力感がやや低い
・18~8  自己効力感が低い

自己効力感(MAX 40)

自己効力感(MIN 8)

あなたのライン

年代別の比較となります。ご自身の年代と比較してみましょう。

あなたが所属する群

以下の2群に当てはまった方は注意しましょう。

・25~19 自己効力感がやや低い
・18~8  自己効力感が低い

  • 総合

    順位都道府県平均値回答数
    1福井県29.9314
    2高知県29.336
    3鳥取県28.333
    4大阪府28.16164
    5石川県27.8211
    6佐賀県27.85
    7東京都27.28756
    8沖縄県26.7731
    9山形県26.5831
    10奈良県26.4321
    11青森県26.1746
    12千葉県26.08156
    13広島県25.7933
    14神奈川県25.78267
    15静岡県25.7698
    16大分県25.7218
    17滋賀県25.520
    18京都府25.4454
    19栃木県25.3667
    20愛知県25.24164
    21埼玉県25.22304
    22茨城県25.2182
    23山梨県25.147
    24兵庫県25.0771
    25北海道25149
    26長崎県24.910
    27秋田県24.8222
    28福島県24.8136
    29福岡県24.763
    30群馬県24.6225
    31熊本県24.4416
    32岩手県24.2619
    33鹿児島県23.9314
    34新潟県23.730
    35三重県23.5616
    36徳島県23.58
    37長野県23.435
    38宮城県23.3642
    39岡山県23.0715
    40岐阜県2323
    41島根県22.6715
    42愛媛県22.615
    43香川県22.4314
    44宮崎県22.147
    45和歌山県21.5616
    46山口県20.836
    47富山県19.1817
  • 男性

    順位都道府県平均値回答数
    1佐賀県371
    2高知県322
    3福井県30.258
    4大阪府29.169
    5東京都28.54265
    6群馬県28.4328
    7鳥取県28.333
    8栃木県28.1828
    9滋賀県28.1712
    10奈良県27.836
    11沖縄県27.6411
    12千葉県27.457
    13山形県26.7512
    14埼玉県26.4877
    15長崎県26.45
    16広島県26.3813
    17静岡県2628
    17香川県262
    19茨城県25.8919
    20愛知県25.6981
    21岐阜県25.676
    22北海道25.658
    23熊本県25.58
    23青森県25.512
    25岩手県25.410
    26石川県25.333
    27島根県25.229
    28和歌山県254
    29神奈川県24.86102
    30福岡県24.6828
    31秋田県24.336
    31山口県24.333
    33大分県245
    33宮崎県241
    35福島県23.5317
    36長野県2316
    37兵庫県22.8628
    38鹿児島県22.577
    39京都府22.5428
    40新潟県22.4314
    41宮城県22.0423
    42愛媛県21.610
    43三重県215
    44岡山県19.25
    45富山県17.899
    46山梨県172
    47徳島県151
  • 女性

    順位都道府県平均値回答数
    1福井県29.56
    2京都府28.5826
    3山梨県28.45
    4高知県284
    5大阪府27.4895
    6石川県27.147
    7沖縄県27.0519
    8東京都26.56487
    9兵庫県26.5143
    10山形県26.4719
    11青森県26.4134
    12大分県26.3813
    13神奈川県26.29164
    14福島県25.9519
    15奈良県25.8715
    16静岡県25.6769
    17佐賀県25.54
    17千葉県25.598
    19広島県25.420
    20鹿児島県25.297
    21秋田県25.1315
    22岡山県2510
    22茨城県2563
    24愛知県24.9682
    25宮城県24.9519
    26新潟県24.8116
    27埼玉県24.79227
    28三重県24.7311
    29福岡県24.7135
    29徳島県24.717
    31北海道24.6788
    32愛媛県24.65
    33群馬県24.06197
    34長野県23.8918
    35長崎県23.45
    36熊本県23.388
    37栃木県23.3339
    38岩手県239
    39岐阜県22.0617
    40宮崎県21.836
    40香川県21.8312
    42滋賀県21.58
    43富山県20.638
    44和歌山県20.4212
    45島根県18.836
    46山口県17.333

2021年4月から調査を開始しています。
現在集計中です。

あなたは自己効力感が高いです。

【前向きな視点】

【① 積極的に行動できる】
自分なら解決できる、きっとやれる、成功できる、とポジティブな未来を想像し、積極的に行動してる方が多いでしょう。行動をすると経験値が増えていくので、さらに成功しやすくなります。この好循環を是非、維持していきましょう。

【② 落ち込むことが少ない】
自己効力感が高い方は、失敗や挫折をしても、自分をうまく励ますことができます。立ち直ることが早く、メンタルヘルスが良好になりやすいと言えます。

【③ 後悔しない】
自分が選んだ選択に満足できることが多いです。チャレンジした結果、たとえ失敗したとしても「成長の糧になった」「失敗を経験に変えよう」と前向きにとらえることができます。

【④ 周りを明るくする】
自己効力感がある方は、ポジティブな未来を想像することが多いので、発言が前向きです。そのため、チームを鼓舞することができます。

【注意点】

【自信過剰】
自己効力感が高いと、自分の力を過信してしまうこともあります。「自分なら大丈夫」と思い込み、準備不足のまま行動すると、失敗につながるリスクがあります。ときには冷静にリスクを見直す習慣も意識しましょう。

【人の意見を聞かない】
自分の考えに自信があるからこそ、他人の意見に耳を貸さなくなる傾向があります。独りよがりにならないよう、周囲の声に耳を傾ける姿勢を保つことが、より信頼されるリーダーにつながります。

【理解を深める】

現在は自己効力感が高く健康的な状況です。ただし、今後の生活の中で低下することがあるかもしれません。予防として以下のコラムも参考にしてみてください。

【① 自分の長所を把握する】
自己効力感を保つには、自分の得意なことや、成功体験を明確に言語化しておくことが効果的です。たとえば、集中力がない、という短所も、実は切り替えが早い、と長所として捉えなおすこともできます。このように長所を把握する方法としてはストレングスコラムが参考になります。興味がある方は以下のコラムを参照ください。
ストレングス(長所)の発見法

【② 適度なチャレンジを続ける】
簡単すぎる課題では飽きが生じ、難しすぎる課題では挫折感につながります。自分にとって「少し頑張ればできそうな目標」を定期的に設定し、成功体験を積み重ねていくことが大切です。成功体験の見つけ方は以下のコラムを参照ください。
行動療法の基礎

【③ 劣等感を活かす】
「他人より劣っている」と感じる部分も、見方を変えれば成長のヒントになります。劣等感を否定するのではなく、「自分にとって伸ばせるポイント」として受け止めることで、向上心につながります。
劣等感の改善

※①~③は自己効力感コラムで詳しく解説しています。まとめとして以下のコラムを参照ください。
自己効力感を向上させる方法

【お知らせ】

自信があるからこそ見落としやすいのが、相手の気持ちや立場への配慮です。行動力を活かしながら、より深い人間関係を築くために、公認心理師主催,心理学講座で「共感力」や「柔軟な対話」の技術を高めてみませんか。

「自信をさらに社会で活かしたい」「人を支える存在になりたい」と感じる方は下記の講座でお待ちしています。
コミュニケーション講座

あなたは自己効力感がやや高いです。

【前向きな視点】

【① 積極的に行動できる】
自分なら解決できる、きっとやれる、成功できる、とポジティブな未来を想像し、積極的に行動してる方が多いでしょう。行動をすると経験値が増えていくので、さらに成功しやすくなります。この好循環を是非、維持していきましょう。

【② 落ち込むことが少ない】
自己効力感が高い方は、失敗や挫折をしても、自分をうまく励ますことができます。立ち直ることが早く、メンタルヘルスが良好になりやすいと言えます。

【③ 後悔しない】
自分が選んだ選択に満足できることが多いです。チャレンジした結果、たとえ失敗したとしても「成長の糧になった」「失敗を経験に変えよう」と前向きにとらえることができます。

【④ 現実的に考えられる】
あなたは自己効力感がありますが、自信過剰なレベルではありません。そのため、「本当に自分できるのか?」「現実的か?」と冷静に考えることができます。状況を客観的に認識し、できること、できないことを見極めることができます。

【注意点】

【強い挫折に注意】
やや高い自己効力感を持つ方は、普段は安定していますが、大きな失敗や強い挫折を経験した際に、気持ちが沈みやすくなることもあります。この点、メンタルヘルスへの対策を日頃から意識しておくことが予防につながります。心の安定の手法については、以下の講座で体系的に学習することができます。しっかり学びたい方はご検討ください。

公認心理師主催,心理学講座

【回避することも】
自信がすごくあるわけではないため、プレッシャーが強い場面では「失敗したくない」という気持ちから回避行動が出ることもあります。安心できる環境で小さな成功を積む習慣が効果的です。

【原因と対策】

現在は健康的なレベルですが、まだ向上する余地がある状況です。自己効力感が不足する原因としては以下が挙げられます。対策と合わせて参考にしてみてください。

【① 自分の長所がわからない】
自分に対する理解が浅いと、「自分の強みは何か」が曖昧になり、自己効力感の維持が難しくなることがあります。過去の成功体験や他人からの評価を振り返ることで、自信の土台が見えてきます。このように長所を把握する方法としてはストレングスコラムが参考になります。
ストレングス(長所)の発見法

【② 周りと比較してしまう】
周囲の人と比べて「自分はまだまだ」と感じることが続くと、自己効力感が不安定になります。対策として、自分の成長だけに目を向ける「絶対評価」の視点を意識しましょう。成功体験の見つけ方は以下のコラムを参照ください。
比較癖を改善する方法

【③ 回避する癖】
「失敗したくない」「怒られたくない」という不安が強いと、回避癖がつきやすくなります。小さなチャレンジから始めて、成功体験を積むことで自信が育ちます。
行動療法の基礎

【④ 劣等感がある】
「他人より劣っている」と感じる部分も、見方を変えれば成長のヒントになります。劣等感を否定するのではなく、「自分にとって伸ばせるポイント」として受け止めることで、向上心につながります。
劣等感の改善

※①~④は自己効力感コラムで詳しく解説しています。まとめとして以下のコラムを参照ください。
自己効力感を向上させる方法

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行動力や前向きさは強みですが、時に周囲とのすれ違いを生むこともあります。公認心理師主催する講座では、そうしたギャップを埋めるための、傾聴力、共感力、質問力を学べます。

「自信を活かして信頼される存在になりたい」方におすすめです。スキルアップしたい方は以下の講座でお待ちしています。
コミュニケーション講座

あなたは自己効力感がやや低い状態です。

【前向きな視点】

【① 成長につなげられる】
自分に厳しい面がありますが、その分、成長することができます。例えば、ダイエットに関する研究では、自己否定的な人ほど減量が成功しているという研究もあります。自分の至らない部分、改善すべき点に気づき、成長への動機づけに変えることができます。

【② 謙虚な人柄】
謙虚で控えめな方が多いでしょう。意見を押しつけたり、自己中心的になったりせず、周りの意見を尊重しながら物事を進めることができます。あなたの謙虚な姿勢に好感を持つ方もいるでしょう。

【③ 現実的に考えられる】
自己効力感が高過ぎる方は、自信過剰になり、リスクを把握できないことがあります。一方で自己効力感が不足している方は、「本当に自分できるのか?」「現実的か?」と冷静に考えることができます。状況を客観的に認識し、できること、できないことを見極めることができます。

【④ 周囲に配慮できる】
自分に強く自信がないからこそ、周囲の立場や気持ちに目を向けられる優しさがあります。人を傷つけない言葉選びができることや、相手の意見を尊重する姿勢は、対人関係のなかで信頼される力につながります。

【注意点】

【強い挫折に注意】
自己効力感がやや低い状態なため、普段は安定していますが、大きな失敗や強い挫折を経験した際に、気持ちが沈みやすくなることもあります。この点、メンタルヘルスへの対策を日頃から意識しておくことが予防につながります。心の安定の手法については、以下の講座で体系的に学習することができます。しっかり学びたい方はご検討ください。
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【回避することも】
自信がやや不足しているため、プレッシャーが強い場面では「失敗したくない」という気持ちから回避行動が出ることもあります。安心できる環境で小さな成功を積む習慣が効果的です。

【原因と対策】

自信がない原因としては以下が挙げられます。対策と合わせて参考にしてみてください。

【① 自分の長所がわからない】
自分に対する理解が浅いと、「自分の強みは何か」が曖昧になり、自己効力感の維持が難しくなることがあります。過去の成功体験や他人からの評価を振り返ることで、自信の土台が見えてきます。このように長所を把握する方法としてはストレングスコラムが参考になります。
ストレングス(長所)の発見法

【② 周りと比較してしまう】
周囲の人と比べて「自分はまだまだ」と感じることが続くと、自己効力感が不安定になります。対策として、自分の成長だけに目を向ける「絶対評価」の視点を意識しましょう。
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【③ 回避する癖】
「失敗したくない」「怒られたくない」という不安が強いと、回避癖がつきやすくなります。小さなチャレンジから始めて、成功体験を積むことで自信が育ちます。
行動療法の基礎

【④ 劣等感がある】
「他人より劣っている」と感じる部分も、見方を変えれば成長のヒントになります。劣等感を否定するのではなく、「自分にとって伸ばせるポイント」として受け止めることで、向上心につながります。
劣等感の改善

※①~④は自己効力感コラムで詳しく解説しています。まとめとして以下のコラムを参照ください。
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あなたは自己効力感が低い状態です。

【前向きな視点】

【① 成長につなげられる】
自分に厳しい面がありますが、その分、成長することができます。例えば、ダイエットに関する研究では、自己否定的な人ほど減量が成功しているという研究もあります。自分の至らない部分、改善すべき点に気づき、成長への動機づけに変えることができます。

【② 謙虚な人柄】
謙虚で控えめな方が多いでしょう。意見を押しつけたり、自己中心的になったりせず、周りの意見を尊重しながら物事を進めることができます。あなたの謙虚な姿勢に好感を持つ方もいるでしょう。

【③ 現実的に考えられる】
自己効力感が高過ぎる方は、自信過剰になり、リスクを把握できないことがあります。一方で自己効力感が不足している方は、「本当に自分できるのか?」「現実的か?」と冷静に考えることができます。状況を客観的に認識し、できること、できないことを見極めることができます。

【④ 周囲に配慮できる】
自分に強く自信がないからこそ、周囲の立場や気持ちに目を向けられる優しさがあります。人を傷つけない言葉選びができることや、相手の意見を尊重する姿勢は、対人関係のなかで信頼される力につながります。

【注意点】

【強い挫折に注意】
自己効力感が低い状態なため、失敗や強い挫折を経験した際に、気持ちが沈みやすくなることもあります。この点、メンタルヘルスへの対策を日頃から意識しておくことが予防につながります。心の安定の手法については、以下の講座で体系的に学習することができます。しっかり学びたい方はご検討ください。
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【回避することも】
自信が不足しているため、プレッシャーが強い場面では「失敗したくない」という気持ちから回避行動が出ることもあります。安心できる環境で小さな成功を積む習慣が効果的です。

【原因と対策】

自信がない原因としては以下が挙げられます。対策と合わせて参考にしてみてください。

【① 自分の長所がわからない】
自分に対する理解が浅いと、「自分の強みは何か」が曖昧になり、自己効力感の維持が難しくなることがあります。過去の成功体験や他人からの評価を振り返ることで、自信の土台が見えてきます。このように長所を把握する方法としてはストレングスコラムが参考になります。
ストレングス(長所)の発見法

【② 周りと比較してしまう】
周囲の人と比べて「自分はまだまだ」と感じることが続くと、自己効力感が不安定になります。対策として、自分の成長だけに目を向ける「絶対評価」の視点を意識しましょう。
比較癖を改善する方法

【③ 回避する癖】
「失敗したくない」「怒られたくない」という不安が強いと、回避癖がつきやすくなります。小さなチャレンジから始めて、成功体験を積むことで自信が育ちます。
行動療法の基礎

【④ 劣等感がある】
「他人より劣っている」と感じる部分も、見方を変えれば成長のヒントになります。劣等感を否定するのではなく、「自分にとって伸ばせるポイント」として受け止めることで、向上心につながります。
劣等感の改善

※①~④は自己効力感コラムで詳しく解説しています。まとめとして以下のコラムを参照ください。
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