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社交不安診断

社交不安診断

当診断では、社交不安の傾向を簡易的に把握することができます。社交不安は深刻になると社交不安障害につながることもあります。診断結果の対策などご活用ください。

社交不安診断
全くそう思わない あまり思わない どちらでもない ややそう思う とてもそう思う
1.
人と接すると緊張する
2.
表情が硬くなる
3.
会話をする場面が不安だ
4.
人と接する間は気が休まらない
5.
雑談場面を避ける
6.
飲み会など社交的な場面を回避する
7.
人の目を気にする方だ
8.
和を乱してはならないと考える
あなたの生まれた年は?
あなたの性別は? 
あなたのお住まいは?
診断についての注意

***社交不安簡易診断 注意事項***

・社交不安簡易診断は
  公認心理師,精神保健福祉士
 川島達史の監修の元作成しました

・医療的な診断を行うものではありません
・予備調査の段階となります
・参考程度にご使用ください

以下に社交不安簡易診断の作成手順や趣旨説明が明示されています。興味がある方はご一読ください。


尺度作成の趣旨
現代社会は短時間で手軽にできる媒体が好まれています。この点、学術的に使われる心理や人間関係に関する尺度は存在しますが、何十問もある尺度は、敬遠され、結局は使われないまま終わってしまうこともあります。

そこで、精神的健康や人間関係の問題につながりやすい根本的な感情に着目して、手軽に自己チェックができる尺度を作成することとしました。医療行為、学術的な研究を目的とした診断ではなく、あくまで予防機能、メンタルヘルスに興味をもって頂くことを目的として作成します。

 

診断作成の条件
以下のポイントを意識して作成する。

・バスや電車で簡単に
 読める文章を心掛ける
・学術的な表現は控える
・診断には限界があること明示する

 

***作成の手順***

①先行研究の調査

・医学的見地
日本では社交不安について1930年代から森田療法を中心として継続的に研究がなされてきました。社交不安は元々は文化的な要因による日本人独自の症状として解釈されていたようです。

その後1980年代にDSM-Ⅲで「社会不安障害」が診断基準として登場し、現在では社交不安障害と呼ぶことが多くなりました。

 

・心理学の研究
社会不安、対人不安、対人恐怖傾向、などを測る研究は豊富に存在します。例えば、笹川ら(2004)は他者からの否定的評価に対する社会的不安測定尺度(FNE)短縮版を作成しています。


尺度の作成にあたってはこれら、医学的見地、心理学的見地の研究を参考とすることとしました。


参考文献
DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引
2014  American Psychiatric Association
ICD‐10 精神および行動の障害―臨床記述と診断ガイドライン2005  融 道男 (翻訳), 小見山 実 (翻訳), 大久保 善朗 (翻訳), 中根 允文 (翻訳), 岡崎 祐士 (翻訳) 医学書院
Liebowitz Social Anxiety Scale Liebowitz MR. Social Phobia. Mod Probl Pharmacopsychiatry 1987;22:141-173
対人恐怖  新臨床医学文庫 1984 山下格
社交不安障害の診断と治療 2015 朝倉聡 精神神経学雑誌117巻6号 413-430

笹川智子 金井嘉宏 村中泰子 鈴木伸一 嶋田洋徳 坂野雄二 
他者からの否定的評価に対する社会的不安測定尺度(FNE)短縮版作成の試み : 項目反応理論による検討(原著)  行動療法研究 30(2), 87-98, 2004 日本認知・行動療法学会

対人恐怖心性尺度の作成 堀井 俊章 小川 捷之 上智大学心理学年報 (20), 55-65, 1996

社会的不安尺度 FNE・SADS の日本版標準化の試み (原著) 石川利江, 佐々木和義, 福井至 - 行動療法研究, 1992

 

②質問項目の抽出
上記の論文、学術書、一般的なニーズを参考に、公認心理師・臨床心理士・心理学の大学院を卒業した者が協力し、ブレーンストーミングを行いました。

その後、KJ法によりグルーピングを行い4つに分類しました。簡易診断とするため、それぞれの分類に対して2つの質問を採用しました。診断用に質問項目を改善しました。


*身体的症状
人と接すると身体が緊張する
表情が硬くなる

*心理的緊張
会話をする場面が不安だ
人と接する間は気が休まらない

*回避欲求
雑談場面を避ける
飲み会など社交的な場面を回避する

*評価過敏
人の目を気にする方だ
和を乱してはならないと考える

 

③ 4段階で評価
評価は5件法で設定し、4つの段階で評価をしました
解説文を200文字程度で作成しました

・40~33 社交不安がかなり強い
・32~27 社交不安がやや強い
・26~21 社交不安が少しある
・20~8 健康的な状態


結果については長所と注意点の2つの面からバランスよく記述することを心掛けました。診断結果については提案程度にとどめました。

社会不安(MAX 40)

社会不安(MIN 8)

あなたのライン

男性
女性

点数が高いほど、社会不安障害傾向があることを示しています。以下の基準を参考にしてください。

・40~33 社交不安がかなり強い
・32~27 社交不安がやや強い
・26~21 社交不安が少しある
・20~8 健康的な状態

社会不安(MAX 40)

社会不安(MIN 8)

あなたのライン

年代別の比較となります。ご自身の年代と比較してみましょう。

あなたが所属する群

以下の3群に当てはまった方は注意しましょう。

・40~33 社交不安がかなり強い
・32~27 社交不安がやや強い
・26~21 社交不安が少しある

  • 総合

    順位都道府県平均値回答数
    1石川県391
    1秋田県391
    3滋賀県381
    4新潟県372
    4熊本県371
    4福井県371
    7長野県36.673
    8山口県36.52
    9長崎県36.254
    10福岡県363
    10宮城県366
    12香川県35.754
    13静岡県35.673
    14広島県34.754
    15沖縄県34.673
    16岡山県34.333
    17埼玉県34.176
    18佐賀県341
    18和歌山県343
    18鹿児島県341
    21千葉県33.2711
    22岩手県33.258
    23兵庫県33.176
    24青森県331
    25奈良県32.754
    26茨城県32.254
    27鳥取県321
    28愛知県31.899
    29岐阜県31.85
    30大阪府31.577
    31群馬県31.52
    32東京都30.8425
    33福島県304
    33北海道3013
    35京都府29.754
    36山形県291
    37徳島県271
    37神奈川県273
    39富山県263
    40栃木県22.836
    41高知県191
  • 男性

    順位都道府県平均値回答数
    1長野県391
    1宮城県392
    1山口県391
    4東京都38.25
    5千葉県383
    6香川県371
    6福井県371
    8大阪府351
    8広島県351
    10愛知県34.333
    11佐賀県341
    12京都府331
    13岩手県326
    13静岡県321
    15岡山県31.52
    15埼玉県31.52
    17兵庫県312
    18茨城県302
    19北海道294
    20奈良県271
    21富山県232
    22栃木県162
  • 女性

    順位都道府県平均値回答数
    1岡山県401
    2秋田県391
    2石川県391
    4滋賀県381
    5静岡県37.52
    6岩手県372
    6熊本県371
    6新潟県372
    9長崎県36.254
    10福岡県363
    11長野県35.52
    11埼玉県35.54
    13香川県35.333
    14広島県34.673
    14沖縄県34.673
    14奈良県34.673
    17宮城県34.54
    17茨城県34.52
    19兵庫県34.254
    20鹿児島県341
    20和歌山県343
    20山口県341
    23青森県331
    24鳥取県321
    24富山県321
    26岐阜県31.85
    27群馬県31.52
    28千葉県31.147
    29大阪府316
    30愛知県30.676
    31北海道30.449
    32福島県304
    33東京都2920
    33山形県291
    35京都府28.673
    36徳島県271
    36神奈川県273
    38栃木県26.254
    39高知県191

2021年4月から調査を開始しています。
現在集計中です。

あなたは社会不安がかなり強いようです。

長所

社会不安傾向がかなり強い方は以下の長所があります。

①考え方が深くなる

社交不安が強いと、人間関係を避けがちになりますが、前向きに解釈すると1人の時間を確保できるとも言えます。じっくり考える時間があるため、研究や勉強にうちこむ時間にあてることができます。

②配慮ができる

社交不安が強い方は、人の目を気にする傾向があるので、相手の感情の変化を繊細に把握することができます。人と話すのが苦手な一方で、ホテル業、旅行業、営業職など、きめ細かい配慮が必要な仕事でその心性を活かす方もいます。

③好感を持たれることも

社交不安がない方の中には、馴れ馴れしくなってしまう方もいます。一方で、社交不安がある方は、シャイにみられますが、丁寧に人間関係を進めることができます。安心感があり、こうした人柄に好感を抱く方も多いでしょう。

④危険人物を避けられる

警戒しながら人と接する傾向にあります。そのため、危険人物を回避する能力が高いです。例えば、マルチ商法などの勧誘を受けても、真偽を慎重に見極め、詐欺に遭いにくいと言えます。

 

注意点と対策

社交不安がかなり強い方は、以下の点で注意が必要です。あてはまる項目がある場合は、対策を参考にしてください。

①社交不安障害のリスク

社交不安が強い方は、人と接してもうまくやっていけないという感覚が強く、会話をする機会を避けがちです。その結果、休日などひとりで過ごすことが増え、さらに社交不安が強くなります。深刻な状況になると、社交不安障害になることもあります。人と接するのが怖い…という感覚がある方は以下のコラムを参照ください。

社交不安障害の治療法

②会話力が低下する

人と話す機会を回避し続けると、会話力が低下していきます。何を話せばいいかわからず、いざ会話場面になると困惑してしまいます。会話の技術は、勉強やスポーツと同じで練習をすれば、改善することができます。公認心理師など専門家の元で練習をしたい方は以下の講座を参照ください。

人間関係講座

③人の目が気になる

社交不安が強い方の根本には人の目を気にする心理があります。例えば、仕事では「上司に怒られたらどうしよう」と考え緊張が強くなります。会議では「こんなことを言って馬鹿にされたらどうしよう」と考え発言ができなくなります。社交不安を改善するには、人の目を気にする心理の改善が必須となります。あてはまると感じる方は、以下の対策を参照ください。

人の目を気にするコラム

あなたは社会不安がやや強いようです。

長所

社会不安傾向が強い方は以下の長所があります。

①考え方が深くなる

社交不安が強いと、人間関係を避けがちになりますが、前向きに解釈すると1人の時間を確保できるとも言えます。じっくり考える時間があるため、研究や勉強にうちこむ時間にあてることができます。

②配慮ができる

社交不安が強い方は、人の目を気にする傾向があるので、相手の感情の変化を繊細に把握することができます。人と話すのが苦手な一方で、ホテル業、旅行業、営業職など、きめ細かい配慮が必要な仕事でその心性を活かす方もいます。

③好感を持たれることも

社交不安がない方の中には、馴れ馴れしくなってしまう方もいます。一方で、社交不安がある方は、シャイにみられますが、丁寧に人間関係を進めることができます。安心感があり、こうした人柄に好感を抱く方も多いでしょう。

④危険人物を避けられる

警戒しながら人と接する傾向にあります。そのため、危険人物を回避する能力が高いです。例えば、マルチ商法などの勧誘を受けても、真偽を慎重に見極め、詐欺に遭いにくいと言えます。

 

注意点と対策

社交不安がやや強い方は、以下の点で注意が必要です。あてはまる項目がある場合は、対策を参考にしてください。

①社交不安障害のリスク

社交不安がやや強い方は、人と接してもうまくやっていけないという感覚が強く、会話をする機会を避けがちです。その結果、休日などひとりで過ごすことが増え、さらに社交不安が強くなります。深刻な状況になると、社交不安障害になることもあります。人と接するのが怖い…という感覚がある方は以下のコラムを参照ください。

社交不安障害の治療法

②会話力が低下する

人と話す機会を回避し続けると、会話力が低下していきます。何を話せばいいかわからず、いざ会話場面になると困惑してしまいます。会話の技術は、勉強やスポーツと同じで練習をすれば、改善することができます。公認心理師など専門家の元で練習をしたい方は以下の講座を参照ください。

人間関係講座

③人の目が気になる

社交不安がやや強い方の根本には人の目を気にする心理があります。例えば、仕事では「上司に怒られたらどうしよう」と考え緊張が強くなります。会議では「こんなことを言って馬鹿にされたらどうしよう」と考え発言ができなくなります。社交不安を改善するには、人の目を気にする心理の改善が必須となります。あてはまると感じる方は、以下の対策を参照ください。

人の目を気にするコラム

あなたは社交不安が少しあるようです。

長所

社会不安が少しある方には以下の長所があります。

①社交不安を抑制できる

あなたは社交不安はありますが、うまくコントロールできているようです。人と接するときに不安を感じたり、緊張したりしますが、深刻な状態ではありません。自分なりにうまく抑制できている方が多いでしょう。

②配慮ができる

社交不安が強い方は、人の目を気にする傾向があるので、相手の感情の変化を繊細に把握することができます。人と話すのが苦手な一方で、ホテル業、旅行業、営業職など、きめ細かい配慮が必要な仕事でその心性を活かす方もいます。

③好感を持たれることも

社交不安がない方の中には、馴れ馴れしくなってしまう方もいます。一方で、社交不安がある方は、シャイにみられますが、丁寧に人間関係を進めることができます。安心感があり、こうした人柄に好感を抱く方も多いでしょう。

④危険人物を避けられる

警戒しながら人と接する傾向にあります。そのため、危険人物を回避する能力が高いです。例えば、マルチ商法などの勧誘を受けても、真偽を慎重に見極め、詐欺に遭いにくいと言えます。

 

注意点と対策

社交不安が少しありますが、日常生活は問題なく過ごせるでしょう。ただし、これ以上社交不安が大きくなると、問題が出てくると言えそうです。以下、社交不安への対策を解説しました。あてはまる項目がある場合は参考にしてください。

 

①人の目が気になる

社交不安がある方の根本には人の目を気にする心理があります。人の目を気にすると様々な場所で不安を感じやすくなります。例えば、仕事では「上司に怒られたらどうしよう」と考え緊張が強くなります。会議では「こんなことを言って馬鹿にされたらどうしよう」と考え発言ができなくなります。社交不安を改善するには、周りの目を気にする心理の改善が極めて大事です。あてはまる方は以下の対策を参照ください。

人の目を気にする,改善コラム

 

②会話力が低下する

人と話す場面を避ける癖がある方は注意が必要です。なぜなら、人と話す機会を回避し続けると、会話をする機会が減り、傾聴力や発話力が低下してしまうからです。会話の力が低下すると、会話場面になると困惑してしまい、社交不安がより強くなってしまう恐れがあります。会話の技術を向上させるには、専門家のもとでの練習もおすすめしています。傾聴力や発話力は勉強やスポーツと同じで練習をすれば、かなり改善することができます。練習をしてみたい!と感じる方は以下の講座を参照ください。筆者も講師をしています。

人間関係講座

 

③社交不安障害のリスク

現在は問題ないレベルですが、今後社交不安が増えると、人と接してもうまくやっていけないという感覚が強くなる可能性があります。社交不安が強くなると、ひとりで過ごす時間が増え、さらに社交不安が強くなります。深刻な状況になると、社交不安障害という障害になることもあります。人と接するのが怖い…という感覚がある方は以下のコラムを参照ください。

社交不安障害の治療法

あなたは社交不安が少なく健康的な状態です。

長所

社交不安が少ない方は以下の長所があります。

①溶け込むのが早い

社交不安が少ない方は、新しい人間関係に対して前向きです。仕事であれプライべートであれ、新しい出会いの場に積極的に参加していきます。警戒心が少ないので、相手の懐に入るのが早く、打ち解けるのが得意な方が多いでしょう。

②接客が苦ではない

他人への警戒心が少なく、人と話すことが苦になりません。人と話す機会が毎日のようにあってもストレスにならず、むしろ楽しく過ごすことができます。接客・販売・営業職などに向いていると言えるでしょう。

③親しみやすいキャラ

他人への不安が少ないと、集団の中で屈託なく振舞うことができます。堅苦しさが少なく、会話の中でユーモアを入れてみたりします。周囲からは親しみやすいキャラとして定着している方が多いでしょう。

社交不安の予防

現在は健康的な状況です。予防として以下のコラムや講座も参考にしてみてください。

①社交不安の基礎知識

社交不安が強くならないためにも、基礎知識を学習しておくことをおススメします。以下紹介する社交不安コラムでは、社交不安障害の意味、症状、対処法などを解説しています。是非ご参照ください。

社交不安障害の基礎と治療法

②人間関係講座

弊社では、会話スキルの向上、傾聴スキル、共感力を高める講座を開催しています。より人間関係を充実させたい方は、以下の講座でお待ちしています。

人間関係講座

③心理学講座 

社交不安の健康的な状態を維持したい方は、心理学の学習おすすめしています。具体的には公認心理師主催の心理学講座をおすすめします。詳しくは下記のリンクを参照ください。社交不安の原理と予防法を学習することができます。

心理学講座

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