20 : レベル別のトレーニング方法
ボリュームのある話し方のコツ その1
・〜ない!は絶対禁止
今回からいよいよ発話の実践練習「話し方のコツ」に入っていきます。
いきなりですが、質問をさせてください。会話の相手に「好きな旅行先はどこですか?」と質問をされたら、どのように返すでしょうか?
試しにちょっと話してみましょう。
↓
↓
いかがでしたか?
一番NGなのが「旅行にはいかない!」という回答です。これはもうはっきり言って最悪です(^^; 正直は正直なのですが、会話はすぐに終わってしまいます。もし本当に旅行にあまり行かないとしても、よく出かける町を話してみたり、修学旅行の思い出でも良いので、何かをサービスしてお話する必要があります。
・一問一答は禁止
次にNGなのが、
「鳥取です・・・」
「温泉です・・・」
「ベトナムです・・・」
と一言で終わってしまう回答です。1問1答は聞き手にすごく負担になります。気を使ってまた質問をしなくてはならないですし、話す気がないのかな・・・と閉鎖的な印象を持たれてしまいます。一問一答も基本的に控えるように心がけてください。
・5wを覚える
ではどうすれば話を膨らませる事ができるのか?講座では様々なスキルを練習しますが、まずは、話し方の基本として最低限5Wを抑えるようにしましょう。5wとは以下の5つです。
When・・・時間・時期など説明する
Where・・・場所の特徴
Who・・・人に関わること 人物の特徴など
Why・・・理由、きっかけ
What・・・どんな特徴があるか
時間・場所・人・きっかけ・特徴、
この5つは是非暗記しておきましょう!
英語で覚える必要はありません。
日本語で、
時間・場所・人・きっかけ・特徴
時間・場所・人・きっかけ・特徴
時間・場所・人・きっかけ・特徴
30回は唱えてくださいね!
・5Wを使った具体例
さて、5wが暗記出来たとして次に進んでいきます。例えば会話の相手に「どこに住んでいますか?」と質問をされたとします。すると以下のような解答例が考えられます。
結論
「私が住んでいるのは大口です」
時間 3年前から
人 1人暮らし
場所 横浜から意外と近くて電車で5分ぐらい
きっかけ 木造の建物が気に入った
特徴 庶民的な町で、大きな商店街などが
有名でなかなか面白い
現実的には5つ全てを使わなくてもOkです。3つぐらい使えれば、充分会話として成立します。
例えば上記の例ですと、
「どこに住んでいますか?」
↓
パターン1
「私が住んでいるのは大口です。
横浜から電車で10分ぐらいの距離にあります(場所)。
いま、一人暮らしをしてるのですが、(人)
木造の建物が気に入ったので住み始めました(きっかけ)」
パターン2
「私が住んでいるのは大口です。
3年前から(時間)、一人着らし(人)をしています。
庶民的な町で大きな商店街があるので
面白いですよ〜」
このようになります。
・練習問題
それでは実際に練習をしてみましょう!以下の質問に対して、
5wのうち、3つ以上を使って30秒程度で回答してみてください。
質問1
・どこに住んでいますか?
質問2
・好きな食べ物はなんですか?
質問3
・休日とか何をしていますか?
質問4
社会人
・お仕事は何をしていますか?
学生
・好きな科目はなんですか?
質問5
・趣味はなんですか?
以上です!この質問は雑談において、とてもよく出てくる質問です。是非何度も練習しておきましょう。5wは会話の土台です。どんな話題でも必要な情報になります。話すのが苦手な方はまずは、5wを暗記して、最低限話すよう心がけた話し方をしてみましょう。
30秒話すことに慣れたら次の課題に進んでください♪