28: ビジネス場面の初対面対応法!
・仕事での初対面に強くなろう!
ここまで、初対面について「自己紹介」「きっかけ作り」「べき思考の修正」それぞれの改善法について紹介してきました。
これまでのことを踏まえた上で、今回は状況別の初対面対応法を身につけていきましょう♪
「初対面」と一言で言ってもさまざまな場面が考えられます。 それは仕事の場面であったりプライベートの場面であったり、状況によっても対応法が変わってくることが考えられます。
そこで、今回は“ビジネス”における初対面対応法について考えてみます。
もし、「これから就職活動で面接が控えている」なんて人もぜひ参考にしてみてください!
・仕事ではメリット・デメリットが優先される
ビジネスの場では会社内だけに限らず、社外の取引先とのつきあいなど、初対面の場面は数多く見られます。
特に営業や接客業に携わる人は、ほとんど毎日、初対面を経験している人もいるのではないでしょうか?
仕事での初対面は、今後のごひいき先や常連さんになってもらうためにも非常に大事になってきますね!
ビジネスでの初対面で上手くいかないことの原因として、どんなことが挙げられるでしょうか?
それは、今後付き合っていく上で相手にメリットがないと思われてしまうことです。なんだか非情だなと思うかもしれませんが、仕事においては損得勘定で相手の印象を決めていくことが大きいです。
もし、初対面場面で「この人と付き合っていってもメリットがなさそうだな…」と思われてしまうと、関係を築いていくことは難しいでしょう。
・「メリットがありそうな人」をアピール!
では、どのような対応が必要になってくるでしょうか? それは、“仕事をする上で何かしらメリットがありそうな人”と思わせることです。
つまり、「仲良くしていれば何かしら面白いことや、いい話がありそうだな」と相手に感じてもらえることが大事ということです。
また、「今は関係なくても、もしかしたら今後頼りになるかも!」と思わせることも必要です。
そのためには具体的に自分の仕事や、やっていることに対して熟知し、相手に説明できるということが必要になります。
そこで、自分の持っているメリットをアピールする練習をしてみましょう! どんな方法を使うかというと、25回で扱った「自己紹介」の方法をビジネスバージョンに応用するということです。
課題 仕事において相手に”メリットがありそうだと思わせる”
あなたの自己紹介文を考えてみましょう。
できるだけ長所になりそうなことを盛り込めるといいですね♪
自己紹介文:
⇒1分程度(約300文字)で話せる内容で考えてみましょう
例
自己紹介文:
「私は金融機関で企業の融資を行っています。 ですから、お金に関することは一通り知識はあるつもりです。 仕事の内容としては、営業に出て他の会社の社長さんや役員さんと話すことが多いですね。 最近は新規オープンするラーメン屋へ融資することになって、結構ごちそうになることが多いんですよ。 おかげで1~2キロ位体重が増えちゃいましたよ~」
・具体的な仕事内容と関わる人を紹介しよう!
このように、ただ職業を紹介するのではなく、具体的にどんな業務をしていて、どんな人や会社とつながりがあるかといったように、少し掘り下げて自己紹介ができると、初対面での話題の間口が広がっていきます。
例えば、上の例で言うと「金融機関で働いてるけど、ラーメン屋と仲がいいのか~」といった意外性を示すことができます。 そこから、相手の関心と共通する部分があれば、仕事の話に乗りやすくなってきます。
どんな仕事でも具体的に行っている業務や作業があるはずです。 それを説明するとともに、どんな人と関わりながら仕事をしているのかなどを伝えることで、相手に「この人と関わるとこんなメリットがありそう」というのが分かりやすくなります。
ぜひ自分の仕事についての自己紹介文を考えて、初対面の取引先の人への会話で使ってみてください。
【今日のポイント】
★仕事での自分のメリットをアピールしてみよう♪
★初対面での取引先への自己紹介文を用意しよう!