40:感情爆発のその前に!
・怒りの対処はコミュニケーションのスキルに!
コミュニケーショントレーニングコラム40話からは「イライラの対処」というテーマです。
コミュニケーションのスキルを高めていくためには、自分の気持ちや感情の整理もしていかなくてはなりません。なぜなら、感情が不安定であると、直接人との関わりの中でも表れてしまうからです。
特に、感情で大事なことは“怒りの感情”をコントロールすることです。怒りの感情は表情や態度に表れやすく、それによって人間関係を悪くしてしまう可能性があります。
当コラムでは、そんな怒りをうまくコントロールできる方法を、日常で使えるような形で紹介していきたいと思います。
・感情の爆発は要注意!
こんなことが当てはまる人は、ぜひこれから紹介していく内容で怒りの感情に対処していきましょう!
例えば、
・イライラして周りの人に強く当たってしまう
・ちょっとしたことで不機嫌になる
・人にむかつくことが多い
こうしたことが頻繁にある人は、イライラを溜めやすく、日ごろ感情的になりやすくなっている可能性が高いです。
いずれにせよ、こうした気持ちに振り回されてしまっていると、対人関係でもつまずきやすくなってしまいます。誰でもイライラしていたり、すぐに感情を爆発させる人には近寄っていきたくないですよね。
結果、感情を抑えきれないことで攻撃的になり、周囲の人が離れていき孤立していくことになります。そんな寂しいことにならないためにも、イライラに対処する方法を考えていきましょう♪
・感情コントロールは案外難しい!?
感情というのは案外思い通りになりにくいです。例えば、ずっと飼っていた愛犬が死んでしまって悲しいときに、「いや全然悲しくないさ」と意地を張ったところで悲しい気持ちを抑えることは難しいでしょう。
怒りの感情も同じことです。イライラするものはイライラしてしまう。それが人の感情というものです。ですから、「感情をコントロールするのはなかなか難しい」ということだけ頭に入れておきましょう。
そんなコントロールしがたい感情が湧いてくる原因とはどんなことがあるでしょうか?
①ストレッサーが原因
ストレスフルな状態ですと、感情を抑えるのが難しくなってきます。どんなに感情を抑えるのが上手い人でも、負荷量が多くなるとイライラを抑えきれなくなってしまいます。
②気持ちに余裕がない
仕事で納期に間に合わない時など、焦っているとミスが出やすいものです。また対人関係も同じで、気持ちに余裕がないと人間関係でもギクシャクしやすいです。気持ちの余裕がないことが、容易に感情を爆発させてしまいます。
③他者を操りたい欲求が強い
相手が自分の思う通りに行動してくれないと思うと、相手に怒りを覚えやすくなります。
例えば、
「部下が教えた通りに仕事をしてくれない」
「夫がタバコをやめてくれない」
「彼女からのメール返信が遅い」
などのことを感じていると、ちょっとしたことで感情的になり衝突しやすくなります。
・簡単にできる気持ち整理法!
こうした、感情的に振り回されてしまうことに対処するためには、以下の3つの方法があります。
①簡単!ストレス軽減法
②行動計画で心に余裕を!
③相手との上手な距離感
この3つの方法を、次回以降のコラムで紹介していきたいと思います♪
・イライラに対処して人間関係を円滑に
イライラを上手にコントロールできると、怒りにまかせた行動が少なくなってきます。 例えば、怒りの感情に振り回されないことのメリットとして、
・対人関係でぶつかることが少なくなる
・余裕を持って人と接することができる
・一つ呼吸を置いて衝動的な発言を抑えることができる
などのメリットがあります。次回からイライラの気持ちを整えるトレーニング方法を紹介していきますので、ぜひ行ってみて下さいね!
【今日のポイント】
★ ストレスや余裕のなさが感情的にさせる!
★ イライラ対処法で感情に振り回されない