23 : 感情表現の基本は笑顔
・感情表現の基本は笑顔
前回は、日常の人間関係や話し方では、情報よりも感情が大事であることをお伝えしました。特に大事なのがプラスの感情で、その際たる表現は笑顔であると言えます。
「悲しいから泣くのではなく泣くから悲しいのだ。」
これはジェームズ・ランゲの言葉です。彼がいうには、悲しみという情動反応は“泣く”という反応によって”悲しみの感情“が引き起こるということです。
笑顔も同じで、人は笑うと目の周りの筋肉が萎縮します。その身体反応を引き金に「嬉しい」や「楽しい」といった喜びの感情が起こされるのです。
・笑顔の3つのトレーニング方法
ここで簡単な笑顔のトレーニング方法を3つ紹介します。 みなさんも一緒にやってみましょう!
=ウォーミングアップ!口角アップトレーニング=
1. 左右の口角を片手の親指と人差し指でおさえる
2. そのまま指で口角を押し上げ、また元に戻す
3. 1〜2を1分間繰り返す
さあ!せっかくですのでやってみましょう! 私もトレーニングしてみます!
いかがでしたでしょうか? 口元の筋肉がほぐれていくのがわかりましたか? このトレーニングは、道具も何もいらないのでどこでも気軽にできます。 とても気持ちいいのでマッサージ感覚でやってみて下さい。
さて次はわりばしを使って笑顔の練習をしてみましょう!
=口の笑顔トレーニング=
1.鏡の前に座ります
2.まずは口角を上げてみましょう
このとき下の歯は見せず、上の歯だけを見せるように意識してみてください。 上の歯が8本見えるまでにーっと笑いましょう!
3.10秒キープを10セット続けてください
=目の笑顔トレーニング=
1.鏡の前に座ります
2.チラシなどで口を隠します
3.目だけで笑顔を作りましょう
4.10秒キープを10回繰り返しましょう
練習問題
それでは練習をしてみましょう! 準備として、録画機材を用意してください。 録画機材がない方は鏡でもOK!
1分程度の発話を録音するので、設定も確認しましょう。 ビデオカメラ機能がついている方は尚良しです。
それでは次の質問に対して1分程度お話してみてください
「好きな旅行先はどこですか?」
いかがでしたでしょうか? お話してみましたか?
それでは自分の画像を見てみましょう。 自分の表情はどうでしょうか? チェックしてみましょう。
それでは次の2つの質問に対しても、それぞれ1分程度お話してみてください
・「休日は何をしていますか??
・「いまの仕事(勉強)のやりがいはどんなところにありますか?」
はい!おつかれさまでした。 もし暗い表情だったら何度も練習してみましょう!!
・最後に川島からご挨拶
話し方編のトレーニングはいかがでしたでしょうか。わかりにくいところもあったかもしれません。これはあくまで予習なのであとは講座の中で本格的に練習していきましょう!
コミュニケーション講座では生徒さん同士でも練習を重ねていきます。独りだとモチベーションが上がらないこともあるかもしれませんが、皆とワイワイワークを進めていけば定着も早いですよ♪
次回からはテーマ別にコミュニケーションのトレーニング方法をお伝えしていきます。講座の内容とあわせて活用してみてくださいね!