36:自己主張の王道スキル!
・アサーティブコミュニケーションを身につけよう
前回は自己主張スキルが低いと、うまく断れなかったりして自分の行動や生活を左右してしまうこともあることをお伝えしました。人間関係を円滑にしていくためにも、自己主張スキルは身につけておきたいものです。
では、今回はアサーティブコミュニケーションについて、スキルを伸ばすトレーニング方法を紹介していきたいと思います。
・アサーティブコミュニケーションが身につくと関係が楽に!
そもそも、アサーションとは何でしょうか?それは、自分も相手も尊重しながら、素直にコミュニケーションをとる方法のことを言います。「自分も相手も尊重」とは、とても理想的な感じがしますね!
そんな理想的なコミュニケーション方法「アサーティブコミュニケーション」も、ポイントを抑えることで身につけることができます。
そんなアサーティブコミュニケーションが身についている人は、たとえ意見が食い違ってもお互いにとって納得のいく意見をすり合わせていきます。
お互いが納得して話を終えることができるので、人間関係も上手くいくという好循環が生まれます。すると、仕事では創造的なアイディアが生まれやすくなりますし、家庭では家族が協力的になったりと、関係性も良好になっていくことが期待できます!
では、そんなアサーティブコミュニケーションを身につけるためのポイントとしてはどんなことを押さえていけばいいのでしょうか?
・アサーティブコミュニケーションのポイント!
ここで、アサーティブコミュニケーションを行うための3つのポイントをお伝えしたいと思います。
①自分の気持ちを素直に
非主張的な人は、つい自分の気持ちを押さえて意見を言えなかったりします。言わなかったことで劣等感を感じたり、自信を失ってしまうこともあります。誰にでも自分の気持ちを素直に表現する権利があることを念頭におき、相手に伝えていきましょう。
②柔軟な言い方で
素直に気持ちを表現することがわかったら、それを柔軟な言い方に変えてみましょう。割りこみをされて「ちょっとあんた割り込みしてんじゃないよ!」とストレートにぶつければ、相手もきつい言い方で返してくるでしょう。ここでは、表現を柔軟に変えるという工夫が必要になってきます。
③私もあなたも尊重
柔軟な表現ができたら、今度は自分も相手も納得できる結果だったかを考えてみましょう。こちらが一方的に納得のできる結論では、相手は必ず不満人思ってしまいます。時にはこちらから歩み寄る姿勢も必要です。その辺は人間関係のバランスが大事になってきますね。
・問題
では、あなたはこんな場面に出くわしたら、どのように対応をしますか?以下の3つの場面について考えてみましょう。
問1:忙しい居酒屋で、注文したものが違う料理だった
→「」
問2:3日前後輩に頼んだ仕事がなかなか上がってこない
→「」
問3:友達との長電話で、話しが終わろうとしない
→「」
・解答例
問1:忙しい居酒屋で、注文したものが違う料理だった
→「忙しい時に申し訳ないですが、これ注文したのと違う料理が来てしまったので、変えてもらえませんか?」
問2:3日前後輩に頼んだ仕事がなかなか上がってこない
→「この前頼んだ仕事はどのくらい終わったかな?進捗を教えてもらえると助かるよ。もし終わらないようだったら途中まででいいよ。」
問3:友達との長電話で、話しが終わろうとしない
→「じゃあ、そろそろお風呂に入らなきゃいけないから電話切るね。話しができてよかったよ。また今度ね。」
・バランスの良い自己主張を身につけよう!
誰にでも自己主張をする権利があります。○○だから言ってはいけないとか、黙って我慢していなければならないといったことはありません。かと言って、主張が一方的になったり、攻撃的になってもいけません。自己主張のバランスを身につけるということですね。
そのためには、相手に主張する時は、素直に、柔軟な言い方で、自分も相手も良い方法で自己主張していくことが大事です。
アサーティブコミュニケーションについてはダイコミュホームページの「知恵袋」でも詳しく紹介しています!こちらも参考にしてみてくださいね♪解説や問題もたくさん用意してあるので、活用してもらえたら幸いです^^
知恵袋のアサ―ティブコミュニケーションの解説をチェックしてみてくださいね。
【今日のポイント】
★ アサーティブコミュニケーションで人間関係も好循環に
★ “素直”・“柔軟”・“自他尊重”がポイント!