35:嫌われない自己主張
・上手な自己主張ができますか?
あなたは、どんな人に対しても自分の意見を適切に言えますか?仕事や家庭の生活で、適切に自己主張していくことは大事なことです。
やりたくない仕事を無理やり頼まれてもきっぱり断ったり、相手と意見が違っても自分の意見をちゃんと言うなどのことです。
この自己主張を上手にしていかないと、面倒な用事につきあわされたり、相手の思うように事を進められてしまうことがあります。例えば、このような経験がありませんか。
・大事な用があるのに残業を断れない
・タバコの煙をずっと我慢してしまう
・早く終わりたい長電話に付き合ってしまう
・自分の推したい企画が上手く通らない
つまり、自己主張ができるかできないかで、自分の行動や生活を左右することがあるということです。
みなさんはこのような、自己主張がうまくできないために起きてしまうお悩みを抱えていませんか?
このような悩みを抱えているとストレスが溜まり、精神的な健康を害してしまいます。最悪の場合うつ病になってしまう可能性もあります。
・自己主張ができない原因
では、自己主張が上手くできないことの原因はどのようなことにあるのでしょうか? 以下の4つの原因があげられます。
①アサーションとは、主張的でも非主張的でもないほどよい自己主張のことです。攻撃的な自己主張になると、感情を表に出して相手と衝突しやすいですし、逆に非主張的だと自分の意見を抑えてしまい、ストレスを抱え込みやすくなります。
②断り方が下手だと、自分がしたくもないことに付き合わされてしまいます。また逆に無理に断りすぎて関係を崩してしまうこともあり得ます。断り方にもコツがありそうです。
③話をまとめることができないといざ話そうと思ってもなかなか言葉が出てきません。 「あれ?何を話すんだっけ?」と頭の中が?でいっぱいになってしまいます。
④相手が理解できない表現をしてしまうことも、主張ベタの一つです。 例えば、回りくどい言い方や、「あの…」「その…」といった言葉を頻繁に使ってしまうことです。 スマートな表現ができないと、結局は相手に理解されにくい表現になってしまいます。
・どうやって改善する?
上手な自己主張の仕方について、これから全5回にわたって改善方法を紹介していきたいと思います。 内容は以下の通りになります。
① 必須のアサーション力
② 簡単に身につく断り上手
③ まとめ上手の3×3の原則
④ スマート主張法♪
自己主張をするにもいくつかのポイントがあります。そのポイントをしっかり押さえて、自己主張スキルを身につけていきましょう!
・自己主張スキルで人間関係を円滑に
今や書店には『上手なモノの言い方』『上手な断り方』といった、自己主張に関する本がたくさん並んでいます。それだけ、自分の意見を言うことの重要性があるということです。
特に日本人ははっきりと物事を言うのが苦手です。仲間との和を重んじる文化が昔から根強いので、「意見する」ことや「断る」といったことはなじみが浅いようです。
一方、欧米ではYes-Noをはっきりとする文化があります。日本もその欧米の文化に近づきつつあります。昔と比べても仕事や普段の生活の中で、自己主張するスキルというものが求められてきています。
人間関係を円滑にしていくためにも、自己主張のスキルは身につけていかなければなりませんね。
次回は上手な自己主張をするための方法の1つ「アサーション」について紹介します。
人間関係に直結する自己主張のスキルをこれから一緒に学んでいきましょう^^
【今日のポイント】
★ 自己主張は行動を左右することもある
★ 自己主張スキルを伸ばす改善ポイントを押さえよう!